【映画】サマーウォーズ  

d0057574_22521043.jpg▼動機
数学戦争のような雰囲気に誘われて
▼感想
設定にいまひとつ説得力なし
▼満足度
★★★★☆☆☆ そこそこ

▼あらすじ
天才的な数学力を持ちながらも内気な性格の小磯健二は、あこがれの先輩・夏希に頼まれ、長野にある彼女の田舎へ。そこで二人を待っていたのは、大勢の夏希の親せきたちだった。しかも、健二は夏希から「婚約者のふりをして」と頼まれ、親せきの面々に圧倒されながらも大役を務めることになる。




▼コメント
「時をかける少女」の大ヒットを受けて待望の新作登場!
っというあおりがいいのか悪いかわからないが、個人的にはこの作品はそちらとは似ても似つかない作品であるように思う。
※だからそちらの影をちらつかせることは必ずしもプラスじゃないと思うんだが・・・

まあでも、それはそれとして面白い映画になっていれば特に問題はなかったのだが、本作はちょっと、面白みを感じることができなかった。

d0057574_22582873.jpg
この類の設定を使った物語は色々とあって、近年でも「イーグルアイ」や「アマルフィ」なども似たような感じの設定になっているが、一番違う部分といえば、それらの作品は実写ものであるが、本作はアニメであるという事。

だから、アニメはアニメらしく、もっと突飛な設定や、もっと突飛な物語でも良かったのではないか?こんな中途半端なところで満足するんじゃなくて、もっと大々的に書けるフィクションがあったんじゃないか?
そう思ってしまうところがチラホラ見受けられたのが残念だった。

まあ、それにしても、世界各国で統一されたネットワーク世界「OZ」についての設定が、あまりにも後付だということがバレバレだったのが良くない。

本来こういう物語は、まず世界観ありきで、そこで活躍する主人公たちを思い描くという方法で作られるべきであるのに、どうもこの物語はその逆、主人公たちの見せ場が先にあってその理由付けとして世界観を構築しているという感じがアリアリだったのが、今ひとつ入り込めない理由だったと思う。

d0057574_2254257.jpg
駄作でも失敗作でもないが、誰もがどこに向かうのか想像できないような一大スペクタクルを構成できるネタを、ありきたりのヒロイックファンタジーに仕立て上げてしまった非常に残念な映画、という感想だけが残ってしまった。

ただ、それでもこの映画は一般的には受けるような気がする。
この文章を書いているのはこういうシステムを構築する側にいる同業者視点の持ち主。
そういうフィルターがかかっているからこその辛口評価だと思ってもらえれば幸い。

≪追記するコーナー≫
「身内のしでかしたことは私らでカタをつけるよ」というが、
どの角度から見てもワビスケに非はないな・・・
あれを非とするならば、ノーベルは大量虐殺者だという事になる。

≪蛇足するコーナー≫
野球観戦、仇討ち、氷の使い道、ただのゲームじゃない、など、
「価値観の違い」という部分に強烈なスポットを当てていたのは何か意味があったのだろうか?
またその辺の描き方が非常に中途半端な始末で、どの角度から見たとしてもイラつくだけの結末というのにも何か意味があったのだろうか・・・?

≪一言コーナー≫
ちょっと短かったので一言コーナー、キャスト編。
主人公役の神木隆之介については特に賞賛も文句もなし。
d0057574_22593368.jpg
先輩役の桜庭ななみについては、もっとノロっこい雰囲気の子だと思っていたのでこのテンポの早さには驚いたが、たまに言葉から感情が消えるのは、先輩が演技をしているからなのかなんとなくそーなっちゃったのかが気になるところ。しかし「こいこい」の時の凛々しい声からはあの顔を想像できなかったので、それなりに頑張っていたのかもしれない、とちょっと擁護。
d0057574_2305827.jpg
おばあちゃん役の富司純子はお見事。
カズマ役の谷村美月、男の子みたいな女の子かと思っていたら普通に男の子でびっくり。
「大阪ハムレット」の時もそうだったが、「HINOKIO」を見て以来色々と疑り深くなったみたいだ。
仲里依紗はエンドクレジットで見つけてびっくりした。

▼状況
MOVIX伊勢崎にてサービスデー価格で鑑賞
▼観客
150名館ほぼ満席

▼対象
「IT」って聞くと「すげぇ!」ってなる人が見た方が楽しいかと。
▼見所
ずっと女の子だと思っていたカズマちゃんが本当は男の子だった衝撃度w
[PR]

by unknown0083 | 2009-08-13 12:30 | 映画

<< 【GNO2】FG通信 褒章機配布編 【GNO2】28Day サイド... >>