【映画】悪夢のエレベーター  

d0057574_2310503.jpg▼動機
もしかしたら掘り出し物?
▼感想
たまには騙されるのも悪くない
▼満足度
★★★★★★★ まんぞく

▼あらすじ
鋭い頭の痛みで小川順(斎藤工)が目を覚ますと、そこは急停止したエレベーターの中だった。一緒に乗り合わせたのは見るからにワケありな男女3人で、非常ボタンは故障し携帯電話は電池切れ、助けを呼ぶこともできない。なぜか互いの秘密を暴露し合うハメになった彼らがそれぞれに不信感を募らせる中、思いもよらぬ事件が起きてしまう。




▼コメント
<ネタバレはしていませんが、勘のいい人は気付くかもしれませんのでご用心>

この秋、最高に面白い映画かもしれない。

どんでん返し風の展開で進む「キサラギ」や「アフタースクール」のような感覚の映画だということはわかっていたのだが、まんまとやられてしまった。

「真実だと思っていた事が実はウソだった」というものの中に、
ひとつだけ真実を紛れ込ませると、人はその真実に気付きにくい。
人間心理を逆手に取ったトリックが最高に心地よかった。

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展開のさせ方も非常に相性が良かったと思う。
序盤の展開は「観客側」の方が若干思考のスピードが速いため、シナリオの方が後追いでついてくるイメージだが、一度目のどんでん返し以降は、張り巡らされた伏線の量の多さに、こちらの思考が追い付かなくなる。

それでも登場人物の思考を追って行こうとするのだが、それこそがまさに思惑通りというやつで、その段階で術中にはまっていることには気付かない。というか、気付かせない。
このあたりのバランスが非常に見事だったと思う。

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この映画、最後まで見た後に振り返ってみると、結論に至る伏線はそれこそ無数に張られていることに気づく。なので中には騙されずに最後まで冷静に追える人もいると思う。

基本的にドライに鑑賞する私は、
そういう仕掛けになんとなく気付くことが多いのだが、
今回は、「たったひとつの線」を引けないばっかりに、
ものの見事に騙されてしまった。
※絶対に何かあるのはその時点では分っていたのだが・・・

で、騙す側があまりにも見事な手腕だったりすると、
腹が立つたか怒るとか、そんなことを通り越して、
「たまには騙されるのも悪くないかな」
っと、そんなことを思ってしまうものなんだなと気付かせてもらった。

おみごと。

≪追記するコーナー≫
ちょっとでもネタに触れると即アウトなイメージなので、基本的には注意して書いたつもりだが、ここから先のコメントは未見の人は要注意ということで。
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「棋士や」がドラマ「ふたりっ子」を思い出せて最高に笑えた内野聖陽。
劇場で観るのは初めて(「252」の予告編では何度も見ているが)だったが、この人がこんなにすごい人だとは思っていなかった。劇中、シリアスだったりコミカルだったり哀愁を漂わせたりと、結構忙しい役柄のまったく無理がなかったように見えた。
私がまんまと騙された事の半分はこの人のせい。
※でも森山さん(ふたりっ子)は標準語だったような・・・?

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「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」以降、私の中で株価急上昇中の佐津川愛美。
「腑抜けども~」もそうとうぶっ飛んだ役柄だったが、今回の役はさらにぶっ飛んだ役柄で、気づいた時には映画自体が完全に佐津川ワールドになっていた。
主演が並みの役者だったら完全に喰われていただろうと思う。
「青少年なんとかセンター」と
「計画実行が優先です」は、
しばらくの間耳に残りそうなくらいの名台詞。
この映画の面白さの半分は彼女のスコア。

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左は、たぶん初めて見たと思う斎藤工。
だた、なんだかどこかで見覚えがある感じがするのは気のせいか?
残念ながらそのモヤモヤは払拭されないまま終幕を迎えてしまった。
右は、同じく俳優としては初めて見た気がするモト冬樹。
「バケモノ」のところで気づくべきだった、というのは完全に後の祭り。

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左側、見る度にいつも妊婦な気がする本上まなみ。
「一本でいいよ」はある意味最高のホラー。
あまりに迫真過ぎてこっちが本性なんじゃないかと数瞬疑った。
右側、愛人役で登場した芦名星。
先日「カイジ」で見た村田充と合わせて「仮面ライダー響鬼」チームを見た気になってちょっと嬉しかった。

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最後に監督について。
堀部圭亮って勝俣州和とコンビ組んでた堀部圭亮?
っと思ったらやっぱりそうだった。
この映画が面白かったので、次回作にも期待したい。


▼状況
MOVIX伊勢崎にて特別クーポン券にて鑑賞
▼観客
女性ばかりが15,6名

▼対象
なるべく多くのひとへ
▼見所
ラストカットが素晴らしすぎ。しばらく目に焼き付いて離れなそう。
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by unknown0083 | 2009-10-21 19:00 | 映画

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