【映画】ハート・ロッカー  

d0057574_22311790.jpg▼動機
戦場ドキュメンタリーっぽさに惹かれて
▼感想
ドキュメンタリーじゃなかった
▼満足度
★★★★★☆☆ このへん

▼あらすじ
2004年夏、イラク・バグダッド郊外。アメリカ軍爆発物処理班・ブラボー中隊のリーダーに、ウィリアム・ジェームズ二等軍曹(ジェレミー・レナー)が就任する。まるで死への恐怖などないかのように遂行されるジェームズの爆発物処理の様子に、仲間のサンボーン軍曹(アンソニー・マッキー)らは不安を抱く。




▼コメント
「戦争は麻薬」というテーマを打ち立てたまではよかったが、女性の身で不用意に男性の美学に触れてしまった為に、「結局オトコは家庭も顧みず好き勝手なことをしたいだけの生き物」という非常にミクロなテーマの映画になってしまったという残念な映画。

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殺す側より守る側というか生かす側に着目した設定は女性らしさを感じることが出来て面白いしとても評価できるし、物語そのものもかなり引き込まれる代物だったにもかかわらず、前述の理由で最後の最後でとてもガッカリ。
同じテーマを男性監督が撮ったのであればもう少し印象は違ったはず。

とまあ、ここまで厳しい言葉が並んでいるが、実はそんなつまらない映画じゃない。

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予告編の作りから「戦場ドキュメンタリー」だとばかり思っていたが、普通の戦場映画だったというところに一番驚いたが、型破りな行動をする主人公がいかに破天荒であるかという事を知らす為に「とりあえず一人殺してみた」のもなかなか効果的だったと思うし、テロの現場としての臨場感はあれが現実であるかは別物としてフィルムの中にはちゃんとあったと思うし、登場人物が本心を語るシーンがドキュメンタリータッチに取られていたのも面白かったと思う。
※サンボーン軍曹の心変わりには全力で引いたが・・・

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戦争映画でありながら「政治的思考」も「痛快アクション」もない地味な映画ではあるが、本人の性別がどちらであれ「男性の美学」に憧れを持たずに「女性的視点」を持っている人であれば最後まで楽しめる映画だと思う。

今回は最後でその対象から外れた。
だだそれだけだろう。

≪追記するコーナー≫
この映画が賞を取ったのは、そういう部分まで見透かしての皮肉の一環というか、もしかしたら同情のようなものというか、一歩進んで性質の悪いアメリカンジョークの類なんじゃないだろうか、と今はそう思って確信している。

≪蛇足するコーナー≫
原題は「Hurt Locker」
「Hard Rocker」でも「Heart Locker」でも「Heart Rocker」でもないので要注意。
※隣でチケットを買っていた老夫婦が「ハード・ロッカー2枚」と言っていたのはちょっとほほえましかったが・・・

▼状況
MOVIX伊勢崎にて特別クーポン価格で鑑賞
▼観客
60名前後(賞を取った映画を見に来た、というお客さんが多かった印象)

▼対象
「男性的視点」をもつ「女性」の方がもしかしたら最適?
▼見所
冒頭のロボット映像はホンキで酔います。人間爆弾は平気でもアレはきつかった・・・
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by unknown0083 | 2010-03-27 14:50 | 映画

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