【映画】ヒートアイランド  

d0057574_22163467.jpg■状況
MOVIX伊勢崎にてサービスデー価格で観賞
■動機
ここでしかやってないから
■感想
うわ面白っ!

■あらすじ
渋谷を仕切っているストリートギャング「ギルティ」のメンバーは、ひょんなことから大金を手にする。それはヤクザが経営するカジノから、裏金専門の強盗団が強奪したワケありの金だった。やがて少年たちを追う強奪犯、強奪犯を追うヤクザ、さらには対立する地元ヤクザ、ネタを仕入れた南米マフィアまで加わる争奪戦に発展する。




■コメント
原作小説を読もうか映画を観ようかちょっと悩んで映画を選択。
ヤングギャングものという事で、興味はあったが期待はしていないというそんな感じでの観賞だったが、随分と面白かった。
内容はコメディタッチな場面もある意外とハードボイルドな作品。
単独で主演を張れそうな人は一人も出演していない、が、面白い。


物語は渋谷を舞台に繰り広げられるカジノ強盗で得た大金を廻る様々なアウトローグループの群像劇、といった感じ。
この大金を巡って地元のストリートギャングチーム、強盗団、関東ヤクザ系、関西ヤクザ系、ブラジルマフィアの面々が、それぞれの思惑を秘めて激しい争奪戦を繰り広げる。
そう、どのグループも現金を狙う思惑が違う。
強盗団は残金の奪還と証拠の滅失、関西系にしてみれば自分達の金の保護で、関東系ヤクザは現金の吸い上げ、マフィアは横取り、とそれぞれ個性的。現金を手にしてしまったヤングチームは無事な返却を希望するが、刻一刻と変わる事態がそれを許してはくれない。

映画はこのグループ毎に次々と視点を切り替えながら進む。
その展開は非常にスピーディだが置いていかれることはまずない。
非常に多い登場人物も各キャラクターの個性がしっかり出ているため全く混乱することはない。
人数で割ってしまえば非常に少ない持ち時間となるのだが、演技の上手い人は自らの演技力で、そうでない人はキャラクターのビジュアルで個性をしっかりと出している。※これは原作小説の段階でしっかりと書き分けされていると推測


この映画をとても面白いものにしているのは、情報操作のバランスの良さだと思う。
各グループそれぞれに知っていることと知らないことがあるのだが、それを全て観客は知ることが出来るので、お互いの勘違いや思惑の差異にハラハラしたりワクワクしたりできる。

また劇空間を渋谷内に限定している為、同じ箇所でニアミスしていたりするのだが、その見せ方が非常に上手いと思った。
その最たるところは現金の行方なのだが、それ以外にも、店内で時間を変えてニアミスする場合は入れ替わり立ち代り感を出し、通りの向こうとこっち側でのニアミスなら長回しでぐるっと通りの向こう側に移動して視点が切り替わるなど、なかなか凝った演出もある。


一応の主役グループであるヤングチームには、あまり感情移入できない。
リーダーは非常に漢らしい人間なのだが、他があんまりだ。そもそも事を起こした二人が事を起こす事意外で何の役にも立っていないのだから、リーダー以外に感情移入できるキャラはいない。
※知ってる俳優いないし、エイベックスのアイドル使ってるし、唯一知っている北川景子は活躍らしい活躍しないし・・・っという個人的な見解が入っていることは否定しないが、例え全員知っていても感情移入できるかと問われればノーと答えると思う。

その代わりと言っては何だが、強盗団の伊原剛志と細川茂樹、早いうちからヤングチームに絡むことになる関東ヤクザの下っ端役の高岡蒼甫には非常に好感が持てる。
強盗団の二人は惚けた雰囲気ながらもプロ強盗という大人の匂いを感じさせ、最初映るたびにコメディ風味になった高岡蒼甫も最後にはヘタレヤクザの汚名返上を見せてもらった。


特に深いテーマのある映画ではない感じなので、軽く楽しめればいいように思う。
物語世界の刻一刻と移り変わる勢力図を高みの見物するくらいの感じで楽んだ。
二時間弱があっという間だった。

≪一言コーナー≫
井原剛志は物語上の主役のようだった。
高岡蒼甫は弱い男の奮起を目一杯表現していた。
細川茂樹のあのポーズは本人考案のものなのか気になった。
ものすごい存在感を出していたパパイヤ鈴木は、最初似ている外人だと思っていた。
騒動の発端を作ったギルティのメンバーは途中で死ぬと思ったのに死なずに残念だった。
エイベックスの落書き娘は、全く銀行員には見えず気の毒過ぎて笑った。
伴都美子にああいうメイクをするなら最初から伊藤歩を使えばいいと思った。
城田優はダメな仲間に足を引っ張られるながらも最良の選択を導き出すカッコイイ男だった。

≪追記するコーナー≫
井原剛志が城田優のことを「少年!」と呼ぶたびに、
「それは隣にいる細川茂樹の台詞だろう・・・」
っとついつい心の中で突っ込んでしまう私は仮面ライダー響鬼のファン。
きっと同じ事思った人は私だけではないはずだ・・・

■対象
意外と多くの人が楽しめる予感
■見所
見所らしい見所がないくらい、凄いスピードで捲くし立てるところ。そして主演の城田優が山下智久に見えるところ
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by unknown0083 | 2007-10-25 18:50 | 映画

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