【映画】クワイエットルームにようこそ  

d0057574_1785673.jpg■状況
109シネマズ佐野にて無料鑑賞券で観賞
■動機
松尾スズキと平岩紙と主題歌
■感想
満足。

■あらすじ
仕事も恋愛も微妙な28歳のフリーライター明日香(内田有紀)は、ある日目が覚めると見知らぬ白い部屋にいた。そこは“クワイエットルーム”と呼ばれる隔離された閉鎖病棟で、ナースから薬物とアルコールの過剰摂取により運び込まれたと説明される。




■コメント
満足。
本当はもう一本見て行こうと思っていたのだが、これだけで満足してしまった。
これ1本でキレイに完結している物語で、鑑賞中は十分に楽しめ、後味も悪くなく、そして心地いい余韻に浸れる映画。
なんとなく無料券で見たことに申し訳なさまで感じてしまった。

観賞を決めるまでは"主演・内田有紀"というところに非常に腰が重くなっていたのだが、蓋を開けてみれば圧倒的に内田有紀だった。
監督の著書を原作本に自らが監督して映像化するにあたり、内田有紀の離婚と復帰はまさに渡りに船だったのではないかと推測。汚いシーンも脱ぐシーンもこなした彼女の女優根性に拍手。自分の中の内田有紀のイメージが一新されるのを感じた。それほどまでに内田有紀ははまっていた。


舞台は主に精神病院内の女子閉鎖病棟。
心に何らかの疾患を持つ人々が集まる場所。
登場する患者達は拒食症だったり過食症だったり自殺願望があったりと何処か風変わりな人達ばかりなのだが、まさかナースまでおかしな人達ばかりだとは思わなかった。
明らかに変わっているステンレスのナース江口(りょう)はよしとして、ごく普通の人に見えるナース山岸(平岩紙)が一番ふしぎな人だったのには笑った。

主演・内田有紀のキャスティングだけでなく、脇役のキャスティングもいい。
恐らくはこの映画のために相当減量したと思われる蒼井優、扱いも役名も役割も"コモノ"なのにちゃんと仕事をしている妻夫木聡、どこから見てもイヤな奴にしか見えないキャラを本当にイヤなキャラに仕上げた大竹しのぶなど、脇役陣の好演も映画を面白くしている。
特に春頃から劇痩せしたように見えた蒼井優は、この映画の為の役作りだったのかもしれない。なかなかの女優根性だ。
さりげなくキャスティングされているお笑い芸人ハリセンボンの二人も邪魔することなく自然に溶け込んでいたのが印象的。※台詞はなかった疑惑。はるか(細いほう)の方は病院似合い過ぎで笑った。

この映画、シナリオも演出も出演者も、映画を構成する全ての要素が映画を面白くする方向に正しく機能しているような、そんな雰囲気を感じる。
テンポがいいというのだろうか?
趣味にあうとか、センスがあうとか言うわけではないのだが、何だか凄く面白い。
そんなわけで、松尾スズキの前作である「恋の門」にも興味が出てきた。
機会あったら観てみようと思う。
そうすれば、もう少しマシな感想が書けるような気がする。

≪追記するコーナー≫
病気の影響で流動食しか食べられないことがある身として衝撃的だったのは、
"ハンバーグとごはんと味噌汁にスピード感を加えたもの"の存在。
ハンバーグは大好きなんだがアレは無理。きっと無理。
"パンと牛乳とジャムにやさしさをミックス"(こちらはうろ覚え)の方なら何とかいけるかも知れないが・・・チャレンジはしない。

■対象
ご近所で上映している人
■見所
というわけで、"ハンバーグとごはんと味噌汁に、スピード感を加えたもの。by平岩紙"
を推します。
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by unknown0083 | 2007-10-27 10:25 | 映画

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