【映画】オリヲン座からの招待状
2007年 11月 03日
■状況109シネマズ佐野にて通常価格で観賞(実は奢り)
■動機
誘われて&劇場版宮沢りえ観賞
■感想
いい映画だったのだが、難しい・・・
■あらすじ
三好良枝(樋口可南子/工藤あかり)の元に、故郷の映画館「オリヲン座」から閉館上映会の招待状が届く。良枝は、最近関係のうまく行っていない幼なじみの夫・祐次(田口トモロヲ/小清水一揮)を誘い、それを最後に二人の関係を清算しようと考える。
■コメント
あらすじから主演俳優を外したのは意図してのこと。
昭和25年の開館以来、オリヲン座の館主を務めてきた豊田松蔵(宇崎竜童)が病に倒れ、その弟子だった留吉(加瀬亮)が志を引き継ぎ、先代の妻トヨ(宮沢りえ)と映画館を守ることになった。映画産業が斜陽になり、周囲の人間に陰口をたたかれながらも、2人は映画を愛し、互いを思いやり続けた。
と言うのがシネマトゥディなどで公開されているあらすじ。
この映画、留吉とトヨの純愛物語としてみるか、オリオン座の栄華から閉館までを描いた物語としてみるか、オリヲン座に関わった人達の物語としてみるか、色々な見方があってちょっと難しかった。
ただ、どのみかたをしたとしても良枝と祐次がキーパーソンになるのは間違いはなく、そういう意味では彼らが物語上の主人公であるような感じを受けた。
本筋はそれほど面白いものではない。
基本的に起伏はなく、映画全盛時代からテレビの登場で徐々に映画の衰退が始まり、そんな時代の中、何とかしてオリヲン座を維持しようとした人間達の物語ではあるのだが、肝心の"どうやって"の部分が後日談の言葉で語られるだけに留まってしまっている為、いまひとつ物足りない。というか、救いがない。
ただ、退屈な映画かと言えばそんなことはなく、主演の二人の間にある見えない絆の様なものを感じることができ、正直その二人を見ているだけでも飽きることがなかった。演技なのか?役作りなのか?
どちらを徹底的にこなすとこういう風にできるのだろう?
この二人のややこしい、富吉曰く「夫婦、みたいなもん」という関係が、加瀬亮のナイーブっぽい演技と相まって非常に好感が持てた。
気になったと言えば、過去パートを担当する宮沢りえと加瀬亮が双方ともかなりの細身であるにも関わらず、現代パートの原田芳雄と中原ひとみがそうは見えないために違和感を感じるっといった事だろうか。特に原田芳雄がガッチリしすぎ。苦労してきた割にはどうなんだろうと思ってしまった。一気に時間が飛んでしまうために余計。
※スクリーン席では重たそうにのそのそ歩いていた原田芳雄が、映写室ではスタスタ動いていたのはツッコミどころなのかどうか悩んだが、折角なので記載しておく
子供達が登場してからはそちらがメインに変わる。この二人、まるで留吉とトヨの子供の様な雰囲気だったのだが、本人達もそう思っていたことが後に分かってちょっと嬉しかった。※織物の様なものをプレゼントしていたのは何故だろうかと思ったが、後に舞台が西陣だったと気付いて納得
最終上映会に招待された人達は老若男女様々だった。
詳しい描写はなかったが、三好夫婦より若い人達は、彼らと同じようにオリヲン座に関わり、留吉とトヨの人柄に触れ、オリヲン座と共に生きてきた子供達なのだろうと思った。
閉館の理由も、眼が悪くなって続けられなくなったという理由だったのも納得。流石に巨大シネコンの進出という理由には出来なかったのかもしれないが・・・
大人になった彼らが、どのような方法でオリヲン座と連絡をとり、留吉からのチケットを受け取るに至ったかは全く分からないが、そこには常人には計り知れない不思議な力が働いているのだろうと想像を働かせることにする。
昭和から現代へ、時代の移り変わりと言うのは、いい面とそうではない面を覗かせる。
変わっていく事、変わらずにいる事、きっとどっちも大切なのだろう。
笑いあり涙ありというような盛り上がる映画ではまるでなく、ある程度見る人を選ぶ映画である事は間違いなさそう。
しかし、見た人は何かしら感じるものはあるんじゃないか、と思われる映画だった。
≪追記するコーナー≫
右の写真(実際にはモノクロ)ではないほうの写真を隠した理由が分からなかった。あっちの写真の方がいい写真だったのだが、どうしたのだろう。
また、まだ蛍を普通に見ることのできた世代として、CGで作られた蛍を見るたびに、蛍は既にファンタジーやノスタルジーの中にのみ生きる生き物に代わってしまったとと感じてしまうことが、非常に悲しくもあり、寂しくもある。
■対象
古き日本映画、および映画館とか好きな人かな?
■見所
自転車のシーン
by unknown0083 | 2007-11-03 13:00 | 映画 | Trackback(19) | Comments(2)
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タイトル : 【2007-144】オリヲン座からの招待状
人気ブログランキングの順位は? さて突然ではございますが、 昭和二十五年の開館以来 半世紀以上にわたって、 地元の皆様に愛され親しまれて参りました 当オリヲン座は、誠に勝手ながら 今秋をもちまして 閉館いたす事と相成りました。 つきましては謝恩最終.......more
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タイトル : 『オリヲン座からの招待状』 宮沢りえさんの舞台挨拶♪
宮沢りえちゃんと三枝監督の舞台挨拶 本当は、まだ記事に出来ていない作品がたくさんあるのですが・・・・・。まずは昨晩、鑑賞した「オリヲン座からの招待状」について記事を書く事にしました。何てたって、生宮沢りえちゃんの舞台挨拶があったので、記憶が薄れないうちに書き留めておかないと忘れてしまうので 実は加瀬亮君も、舞台挨拶の予定でしたが・・・・。仕事のため、来られませんでした。ちょっと残念 舞台挨拶前にで劇場内をぱちり舞台挨拶の様子は残念ながら撮......more
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タイトル : ★ 『オリヲン座からの招待状』
2007年。「オリヲン座からの招待状」製作委員会。 三枝健起監督。浅田次郎原作。 閉館をすることになった京都市の小さな映画館を舞台にしたノスタルジー調の人情劇。出演者の名前を見て、傑作の予感がするとともに、和製『ニュー・...more
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タイトル : 『オリヲン座からの招待状』
原作:淺田次郎 監督:三枝健起 CAST:宮沢りえ、加瀬亮、宇崎竜童、原田芳雄 他 昭和32年、京都。松蔵(宇崎竜童)が妻のトヨ(宮沢りえ)と共に営む映画館オリヲン座に、ある日突然留吉(加瀬亮)という若者が雇って欲しいとやって来る・・・静かで切なくて......more
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タイトル : オリヲン座からの招待状
「オリヲン座からの招待状」の試写会に行って来ました。 映画を観ていて、どうしても眠くなってしまい、不本意ながら寝てしまうことは度々あるのですが、、、、この映画は自ら寝ました(≧◯≦)ゞ 少々寝てしまっても、あまり話は進展していないと思って15分くらい寝たのですが、案の定ちっとも話は進んでいませんでした。 あまりのダラダラした進行に、途中で帰ろうかと思いました。 実際、前に座っていたじいさんが途中で帰ってしまいました。(私なんかよりこの映画のターゲットな筈なのにねぇ、、、) そもそ......more
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タイトル : オリヲン座からの招待状 36点(100点満点中)
今じゃ仲間の心がふるさと 公式サイト 浅田次郎の同名短編小説を映画化、かつて同じ東映で映画化されて大ヒットした『鉄道員』と同じ短編集に収録されている事が宣伝でやたらと強調されているが、単に同じ本に入っているだけで特に関連性はない。 浅田次郎原作のノス.......more
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タイトル : オリヲン座からの招待状
僕ずっとオリヲン座を守るさかい__ここでいつまでも、一緒に映画かけてもらえますか。時代に翻弄されながらも、映画館をまもり続けたふたりの愛と、優しい奇蹟の物語。 「さて突然ではございますが、昭和25年の開館以来半世紀以上にわたって、地元の皆様に愛され親し.......more
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タイトル : 『オリヲン座からの招待状』
□作品オフィシャルサイト 「オリヲン座からの招待状」□監督 三枝健起 □脚本 いながききよたか□原作 浅田次郎( 「鉄道員」集英社刊)□キャスト 宮沢りえ、加瀬亮、宇崎竜童、田口トモロヲ、樋口可南子、原田芳雄、中原ひとみ ■鑑賞日 11月3日(土)■劇場 109CINEMAS川崎■cyazの満足度 ★★★☆ (5★満点、☆は0.5)<感想> この映画を観ながら『カーテンコール』や『ニュー・シネマ・パラダイス』を思い出していた。 そしてこの映画には関係ないけど、どこかでりえちゃんと芳雄ちゃんが出てい......more
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タイトル : オリヲン座からの招待状■宮沢りえが支える作品
実に惜しい出来である。よくなる要素が非常に多いのであるが、それが巧く活かされていない。それぞれのエピソードや設定は非常に良いのであるが、それらが全体にうまく構成できておらず、効果をあげていないのである。それにもかかわらず、一応の満足感を与えてくれるのは......more
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タイトル : 『オリヲン座からの招待状』鑑賞
『オリヲン座からの招待状』鑑賞レビュー! 僕ずっとオリヲン座を守るさかい── ここでいつまでも、一緒に映画(シャシン)かけてもらえますか。 人気作家・浅田次郎の同名短編を基に 閉館を迎えた小さな映画館を取り巻く 人々の人生模様をノスタルジックに綴る ハートフル・ドラマ 主演は「たそがれ清兵衛」「父と暮せば」の 宮沢りえ、共演に 「それでもボクはやってない」の加瀬亮 監督は「MISTY」の三枝健起 2007年/日本 公開日::::2007年11......more
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タイトル : 「オリヲン座からの招待状」時代は変わる、映画は変わるな
「オリヲン座からの招待状」★★★★映画ファンにススメます 宮沢りえ、加瀬亮主演、宇崎竜童、樋口可南子 、原田芳雄 、田口トモロヲ 出演 三枝健起 監督、20077年、116分 オリヲン座という映画館が舞台。 昭和30年代の映画黄金時代から、 TVの出現で映画......more
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タイトル : ロケ地にも興味津々「オリヲン座からの招待状」
三連休というのにいろいろあって映画は、お預け。11/3の三丁目以来映画館には行っておらず、そろそろ禁断症状がでそうです。頼みの福知山シネマも2スクリーンあるのにいまは1スクリーンしかつかっておらず12/7までは三丁目。来週は5本はみたいと思いながらいろいろと見に行きたい映画の内容を妄想しております。今一番気になっている映画は「オリヲン座からの招待状」ロケ地について、少し書きます。京都駅烏丸中央口をでたところあたりに、3m×6mぐらいの広告用ショーウインドウみたいなのがあります。 先週の日......more
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タイトル : mini review 08325「オリヲン座からの招待..
京都を舞台に激動の時代に翻弄(ほんろう)されながらも、老舗の映画館を守り続けた男女の純愛と奇跡を描く感動ドラマ。浅田次郎の「鉄道員(ぽっぽや)」最終編に所収されている同名小説を、『ジェニファ 涙石の恋』の三枝健起監督が映像化。主演は『たそがれ清兵衛』の宮沢りえと『硫黄島からの手紙』の加瀬亮。貧乏に耐えながら映画館を守り続け、映画への明かりをともし続けた2人の固いきずなが感動を呼ぶ。[もっと詳しく] 宮沢りえという稀代の女優の、これからが楽しみでしょうがない。宮沢りえの細やかなけれどやはり女優と......more
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タイトル : 映画「オリヲン座からの招待状」を観賞して涙(T T)
TSUTAYAのネット宅配レンタルDISCASにて、「オリヲン座からの招待状」をレンタルして観賞しました。 最近は映画を観る時間がほとんどなく少々欲求不満気味だったので、いつも以上に期待を持ってDVDをスタートし......more
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あの写真を隠したシーン、あたしも最初え?と思って、
実は巻き戻して、見直したのですが、
松蔵が咳きこみ、それに気付いたトヨが心配そうな
表情をしている写真だったので、トヨはそれを気取られまい
として隠したように感じました。
実は巻き戻して、見直したのですが、
松蔵が咳きこみ、それに気付いたトヨが心配そうな
表情をしている写真だったので、トヨはそれを気取られまい
として隠したように感じました。
>miyuさん
情報ありがとうございます。
なるほど、これと思った写真のモノクロ版ではなかったんですね。
いや、全然気付きませんでした。もし気付いていたらちょっとは印象違ったかな・・・??
情報ありがとうございます。
なるほど、これと思った写真のモノクロ版ではなかったんですね。
いや、全然気付きませんでした。もし気付いていたらちょっとは印象違ったかな・・・??


