【映画】恋空  

d0057574_21565464.jpg■状況
MOVIX伊勢崎にてサービスデー価格で観賞
■動機
『フレフレ少女(仮)』観賞前のリハビリ
■感想
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

■あらすじ
平凡な女子高生の美嘉(新垣結衣)は同じ高校に通うヒロ(三浦春馬)と運命的に出会い、瞬く間に恋に落ちるが、ヒロの元彼女からの嫌がらせや妊娠・流産など想像を絶する悲劇に見舞われてしまう。そのうえ、ヒロから一方的に別れを告げられた美嘉は心に大きな傷を負うが、ヒロと正反対の穏やかな優(小出恵介)と出会い、心癒されていく。




■コメント
観てしまった・・・。
パスしようかどうか悩んだ挙句、時間的に余裕があったので見ることにした。
思ったよりは悪くなかったが、ある意味期待通りの出来だった。

携帯小説の必須キーワードから「ホスト」「ドラッグ」が抜けている為、若干ソフトな内容になっている。それでもまだ「イジメ」「レイプ」「妊娠」「捨てられる」「トラウマ」などのキーワードは残っており、そんな内容でも"ソフトな内容"などと言えるのは、単衣に主演・新垣結衣のアイドルバリアの成せる業だろう。
※周りの「裏切り」もないのでハラハラせずに観ていられるのもあり

予告編やテレビCMを見れば物語の結末は一目瞭然なので、ネタバレに気にせずに記載できるのはありがたいが、大小様々なエピソードが"全て予想通り"という展開ではあまりに芸がないのではないだろうか。鑑賞中になるほどなと思ったことは"川の様な人"に恋をしていて何故"恋空"というタイトルになったか、という事くらい。そんな単純な物語構成にちょっと驚いてしまった。

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またこの映画、人物描写がいまひとつな上に序盤は結構なペースで進む為、登場人物に感情移入しづらいという難点がある。
もっとも丁寧に書くべきところ、
「ヒロは何故、美嘉に惚れたか」
「美嘉は何故、ヒロに惹かれたか」
が、キレイに割愛されている為、最終的に死に至るヒロが、ただ死ぬだけのキャラクターになっているのがもったいない。序盤から見せられる"幼い"と言うよりは"幼稚"に近い"恋愛ごっこ"延長線上に"死別"という悲しげなエピソードをおいても、普通なんとも思わないだろう。
このあたり上手い役者が演じればそれなりに見えるのかも知れないが、それは今回の映画では期待できないのは誰の眼にも明らかなので、脚本の段階でしっかりと練るべきだったのではなかろうか?
何事も手を抜いてはいけないということだ。

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主演の新垣結衣は予想通りな感じだった。
台詞回しと表情の作り方に相変わらず技術の向上が見られない。
また、キスシーン・ベッドシーン・暴行シーンと見せ場がいくつもあったにもかかわらず、尽くアイドルバリアに足を引っ張られていた。観ているほうも確かに消化不良ではあったのだが、もしかしたら本人の方がもっと消化不良だったのかもしれないと、ちょっとだけ擁護してみせる余裕が最後まで観ると出てきてしまう。
しかし、今回の役がこの先彼女の為になるとも思えないのが悲しいところか。

相手役の三浦春馬はいい声してるなという印象。
直情的な行動、頭の弱そうな台詞、言葉にいまひとつ覚悟の乗っていないプロポーズなど、演出面にちょっと問題がありすぎて上手いのか下手なのか分からなかった。

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この映画を大分救っているのが後に出会う大学生・優役の小出恵介。
キャストのどこにもまともな大人がおらず、映画がダメ人間賛歌になりかけたタイミングで登場する彼に、ホッとさせられた人はきっと多いのではないだろうか。
誰も彼もが"相手のことを考えたフリをしながら自分に酔っている"世界の中で、唯一相手と自分の事を良く考えた上で行動している人間のように見えた。

なお、飛び立つ鳩や、病院の窓から見える景色など、合成の使い方があまりにひどいのはいただけない。チープ感を出してはいけないシーンでのアラが目立ってしまって逆効果だった。

さて、この映画の原作は実話(後に実話を元に~に変更)だと言う。
どうもそういう感じのしない、少女の妄想物語のような気配がするのだが、本人が実話と言うのだから本当のことなのだろう。
自らの過去と大切な思い出を、白日の下に晒してまで原作者がしたかった事が何なのかは、はっきり言って分からない。
だからこそ、この映画を観ればその意味が少しは分かるかも知れないと、そういう期待を少なからずもって観賞に臨んだのだが、残念ながらそんな高尚な理想は感じることはできなかった。
残念。

≪追記するコーナー≫
先立って"全て予想通り"に事が進むと書いたが、ひとつだけとても驚いたことがあった。
美嘉に関するいわれのない噂が立ち、ヒロがそれを守り、逃げ込んだ図書室でおっぱじめるエピソード。これは正直度肝を抜かれた。カーテンはあけっぱし、向かいの校舎からは覗かれる可能性、図書室に当然鍵はなし、こんな状態でよくやるわと。「夜ならオッケー」どころか「いつでもオッケー」ではないかと。清純派タレント・新垣結衣なんじゃないのかと。
ついでに図書室つながりで、看板に書いた文字のエピソード。
約1年前の落書きが残ってるとはどんな図書委員会だと笑わせてもらった。

■対象
女子中高生、心のキレイな方、泣ける自分に酔える方、Mr.Childrenのファンの方
■見所
この人は相変わらず演技力が向上しないのだなと改めて実感させられる新垣結衣のステキな演技とナレーション、必ずどこかの席にいる泣いてる大きいお姉さん、チケットカウンターでテレながら「こいら○枚」と言っている男性と「こいらでよろしいですか?」とちょっとニヤリとして復唱する売り子さんの対決。
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by unknown0083 | 2007-11-08 18:10 | 映画

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