【映画】ディスタービア  

d0057574_0135950.jpg■状況
イオンシネマ太田店にてレイトショウで観賞(会員割引)
■動機
スリリングな予告編で観賞を決定
■感想
スリリング。

■あらすじ
交通事故で父親を亡くしたケール(シャイア・ラブーフ)は、学校で教師に罵られたため教師を殴り三ヶ月の自宅軟禁処分を受ける。時間を持て余した彼は、退屈しのぎに近所ののぞき見を開始。彼の親友のロニー(アーロン・ヨー)と、隣に引っ越してきたアシュリー(サラ・ローマー)も巻き込んで、3人はスパイ活動に熱中していく。




■コメント
楽しかった。
ツッコミどころは山ほどあるが、どれもこれも大したツッコミどころではないので、鑑賞中はつっこまないでおくのが吉だろう。

"ヒッチコックの「裏窓」という映画の現代版というべき作品だ"と多方面で語られて入るが、そちらの映画を知らないので単純に独立した作品として楽しんだ。

まず語られる幸せな家族とその崩壊の図式。
次に今回の事件の顛末。
と、完全に主人公に感情移入できるようにしてあるので、その後展開される"覗き見ゲーム"を、ある種同情の様なもので正当化する事に成功している、と思う。

また、行動範囲を半径30メートル以内に設定しそれを超えれば警察に通報されるシステムがこの映画の肝のうちのひとつで、一体超えたらどうなるのかを説明するエピソードが実に愉快でいい。
一度禁を犯すことで、その効能と効果が明らかになる。
これ以降、行動範囲にラインを引く訳だが、これも後々大きな意味を持ったりと、前半から伏線を張っているのがいい。

d0057574_18322749.jpg覗き見ゲームの構成も面白い。
最初は退屈凌ぎと興味本位(アイテムは双眼鏡)から始まり、次にちょっとしたゲーム感覚(アイテムはビデオカメラ)になり、最後にはキレて自棄(アイテムはCCD使用の自作品)になる。
この段階が非常にリアルでいい。
トレーディングカードゲームを、最初は1パッケージづつ買っていたのが、そのうち箱で買い出すようになり、やがては店中の箱を買いあさるようになる、という構図と近い。
このあたり、主人公のオタク心理を上手くつかんでいる。

d0057574_18412940.jpgまた、基本は"覗き見"なので、途中まで録画しようとさえしないところが素晴らしい。
それは、スパイゲームであり、探偵ごっこでもあるが、警察のものまねをしようというのではなく、あくまで好奇心から知りたいだけという心理が読み取れ、好感。
最終的に録画機能付のカメラで潜入をもって潜入するが、画像データは転送されるものの、録画自体はカメラの機能を使っている為、カメラが戻ってこないと再生できないと言う潔さ。
色々と良く出来ている。

d0057574_1854218.jpg劇中、要所要所で驚かせてくれるので、最後までハラハラさせてもらえた。
終盤のロニーの空気の読めないいたずらは何とかして欲しかったのだが、もしかして空気読めない感を出す為に韓国人設定にしたのか?などと思って決着させることにする。
また、折角あそこまで機材をサイバー武装したのだから、最終決戦もサイバー武装で戦って欲しかったところだ。そのあたりはちょっと残念。

日本の田舎は、隣人に対してさほど警戒心を持っていない。
カーテンを閉めないどころか、玄関の鍵もかけない家もあるだろう。
だが、アメリカはどうなのか。
郊外にもなるとやはり日本と同じようなものなのだろうか?とちょっと考えてみたりした。

狼少年は嘘をつくことで信用を失った悲しい少年の話だが、この話の教訓は"それでも大人は子供の言うことは信用しなければならない"ということだと思っている。
それを踏まえた上で、本当の事を言い続けた少年の言葉に耳を貸さなかったあの警官はどうなったのだろう?
出来れば死んでくれているとスッキリするのだが。

≪追記するコーナー≫
d0057574_18481335.jpg覗いて恋人が出来てしまうのは少々やりすぎかと思ったが、世の中にはそういうので「刺激的♪」と思う人もいるのだなっと思っておくことにする。
まあ、実際に日本でやったら即逮捕は間違いないだろうが・・・
■対象
スリリングな映画がお好きな人、えむっ娘がお好きな人、覗き趣味な人(マテ)
■見所
キレてどんどんサイバー化していくところ。
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by unknown0083 | 2007-11-17 21:10 | 映画

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