【映画】ミッドナイト イーグル  

d0057574_111156.jpg■状況
MOVIX伊勢崎にて映画の日価格で観賞
■動機
「ま行」の映画を観たかった。1000円だしいいかなっと
■感想
楽しかった(笑)

■あらすじ
ある晩、米軍の戦略爆撃機“ミッドナイトイーグル”が、北アルプスの上空で消息を絶った。そのころ、ちょうど北アルプスで撮影をしていた元戦場カメラマンの西崎(大沢たかお)は、偶然にも墜落する赤い光を撮影する。西崎と新聞記者の落合(玉木宏)は北アルプスへと向かうが、2人がそこで見たものは真っ白に武装した自衛隊の行軍だった。




■コメント
上記の感想、もちろん「コメディ映画として」のもの。

この映画はあまりにツッコミどころが多く、真面目な映画としてみるとイライラして最後まで観ていられないだろう。なんとなく序盤から「これは真面目な顔してやってるコメディだ」と気付いたので非常に面白く観賞することができた。
ではどこが面白かったのか、いつもと趣向を変え、思いつく範囲で記載。
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■戦場カメラマン西崎優二
著名な戦場カメラマンでありながら、目の前で少年が爆撃された事で心を壊す。戦場にいる以上、そんなことは日常茶飯事だろうに何を今更言っているのか。覚悟が足りなすぎ。
っというか、どんな平和なところで戦場カメラマンやっていたんだw

■週刊「WISE」記者有沢慶子
というか西崎優二の妻の妹。劇中、何かとしゃしゃり出てくる。西崎優二に嫁いだ姉とその子供が心配で姉の最期を看取れなかった西崎優二も嫌悪し、なんの権限があってか優二の子供を連れて行く。
西崎が黙っているから問題になんないのだろうがそれ誘拐w

■潜入!北朝鮮工作員
深夜に横田基地に潜入して、ステルス爆撃機を飛行不能にさせるほどのトラップを仕掛け、それがまんまと飛行中に作動し、彼らの目論んだ場所に墜落する。それは計画とは言わないってw

d0057574_1432834.jpg■主人公の設定
戦場カメラマン西崎優二役の大沢たかお(39)
東洋新聞記者落合信一郎役の玉木宏(27)
二人は高校の時の先輩後輩。大沢、何年ダブってんだよw

■無敵の主人公達
凄く目立つのに打たれても当たらない。彼らの着る黒と赤のジャケットは雪山では非常に目立つハズで、狙いやすいはずなのに何故か弾は当たらない。
PS装甲つきのジャケットかよw

■弱い自衛隊
敵にやられて次々と命を落とす自衛隊員。敵が凄いというのを分からせたいのか、自衛隊がダメなのを見せたいのかハッキリしないがとにかく弱すぎw

■吹雪の中でも聞こえる
吹雪と言う天候はそれは恐ろしく、すぐ隣の人の声さえ聞こえない程。なのに「逃げろ」という声が聞こえたと言う。ムリだからw

■主人公の設定2
「我々は20年近く、この山を登っている。庭みたいなもんだ」という落合の台詞。
戦場カメラマン西崎優二役の大沢たかお(39)
東洋新聞記者落合信一郎役の玉木宏(27)
アンタ何歳の頃からクライマーですかw

■我々は軍隊ではない。自衛隊だ。
確かにその通りなのだが、その前後の会話から「自衛隊=軍隊」などというニュアンスはどこにもない。なのに突然この台詞。と、自衛官は常にこの問題を意識しているからこそこの台詞が出たものと思われる。というか、誰もそんな事言ってないじゃんwという突っ込み待ちか?

■紛争!北朝鮮工作員
目的が明らかにされない北朝鮮工作員の内輪もめを描いたシーンがいくつかある。
というか、そもそも彼らが何をやりたいのかハッキリしていないのだから、内部で揉めていたとしてもちっとも面白くなく、結局金子さやかを映したかっただけかよwっという疑惑なんだがどうなのだろう。

■無駄なサスペンス
石黒賢に何をさせたかったんだw

■反撃!北朝鮮工作員
目印のない雪山でどこを拠点に動くかと考えれば、どう考えてもミッドナイトイーグルであることは明白なのに、主人公達が辿り着いた時は無人で、解除後に現れるという矛盾した行為をやってのける工作員チーム。その時点で山に残っている部隊は全て死に部隊(殉教作戦チーム)なのだから、目標を死守するのが普通の行動ではないか?
もう一ヤマ見せたいのバレバレw

■大森南朋
序盤からチラホラ出ている大森南朋も佳境近くなり出番がある。が、結局なんの役にも立たず、結局そのまま去る。すでにコメディだと思っていたのでその去り行くヘリコプターからお呼び出ない?こりゃまた失礼しました~っと聞こえてきそうで笑いをこらえるのに必死だった。

■事件はやはり会議室で起きている?
エライ人が雁首そろえているシーンはいずれも緊迫感に欠け、のんびりしゃべったり急に強くなったりする妙な演技はコントにしか見えず、そのうちガチョーンとか言い出すんじゃないかと思わせる始末。いや、ここまで来たら言って欲しかったのだが。

■ナパーム弾
「何言ってるんだアンタ??」って顔の玉木宏が真実。
結局この時点で、"西崎優二はこの事件をきっかけにした壮大な自殺を企んだ"と言うことが判明。死にたがりの平和主義者など主役にするから可笑しくなる。

■トマホークミサイル
政府が公にしたくなかった事柄は、
「米軍機の墜落事故」
「核武装の持込に関する事柄」
「北朝鮮工作員に関する事柄」
という大きく3つであるように思う。
だが、米軍のトマホークミサイルが日本の国土に打ち込まれたとあっては、それについてはどうやっても隠蔽のしようがないと思うのだが、それはもうコメディならではの無茶苦茶さ。
この何でもあり感がとても愉快w

■トマホークミサイル発射
途中に米軍の描写が欠けているので総理が米軍に命令を出したように見える。というか、ここまでが非常にアレな感じな考察なので、きっと本当に命令したに違いない。どれだけ偉いんだw

■もう許してくれないか?
d0057574_1462920.jpgっというか、なんで有沢慶子にそんなに義理立てするんだ?そこは大事なところでも何でもないと思うのだが、どうしてそこが大事なように感じたんだろう。西崎優二が有沢慶子に"後ろめたさ"以上の何かを感じていたと言うのだろうか?
そして返しの有沢慶子の台詞。
そこでちょっとはにかんだところで向こうには見えないし伝わらないと思うのだが、そんなことより思ったことは、「人の心が分からない人」とか言って置きながらお前が一番わかってねーよwということだった。

■で、結局・・・
北朝鮮工作員の目的はなんだったのか?
東京を死の灰で包むことか?
それを切り札に何か取引でもしたかったのか?
全然分からなかったため、感想は「あ、そう。で?」というもので終わってしまう。


とまあ、非常に面白かったのだが、結局観終わった後何も残らない系統の映画だった。
あえて言うなら、
「日本の国土で何が起きてもお前ら国民は無力だ」
という事を突きつけられただけか。

いい演技をしていた俳優は、濱田岳と吉田栄作くらい。
濱田岳は何をやらせても器用にこなすなという印象と、吉田栄作は一度前線を離れてからは随分と腰の据わった演技をするようになったんだなっという印象を受けた。

本当は上記のあらずじに、
ある戦場での出来事で心を壊した戦場カメラマン西崎優二(大沢たかお)は、心を癒す為に山にこもっていたがある日、最愛の妻を亡くしてしまう。妻の妹(竹内結子)に子供も奪われた彼は生きる気力をもてずいたが、ある日、北アルプスで墜落する物体を目撃する。その正体を後輩(玉木宏)と共に突き止めた彼は、北朝鮮工作員や自衛隊員を巻き込んだ壮大な自殺を計画する。
と書きたかった、ということを記して終了したい。

≪追記するコーナー≫
背景のあるシーンは確かに雪山でのロケだろうが、その実殆どが背景のないシーンで、これは明らかにセット内だなと分かってしまうようなチープ感は正直どうにかならなかったものか?
どうしたってチープな方が印象的なシーンだったので、あらゆる意味で台無しだ。

≪余談のコーナー≫
ミッドナイトイーグルというタイトルだけを聞いて「夜鷹の星」だと思っていたのだが「夜鷹の星」のナイトホークだったと気付いたとある日の昼下がり。全然関係のない話。

■対象
ツッコミどころを笑い飛ばせる人でないときついかも
■見所
序盤の戦闘機出撃シーン、吉田栄作はやはりかっこいいと言うこと
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by unknown0083 | 2007-12-01 15:50 | 映画

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