【DVD】酒井家のしあわせ  

d0057574_19243535.jpg■状況
レンタルDVDにて
■動機
公開中からDVDを待っていたため
■感想
青春編パートは面白かった

■あらすじ
次雄(森田直幸)は中学2年生。実の母(友近)と、母の再婚相手(ユースケ・サンタマリア)と、二人の間に生まれた妹と共に、関西のとある町で暮らしていた。




■コメント
公開中からなんとなく気になっていた映画だが、上映館までの足が無かったためDVDまで待つことに。
レンタルでは意外と大人気でなかなか借りることができなかった。

惜しい映画だ。
決して悪い映画ではないのだが、いまひとつ感がぬぐえない。恐らく継父のエピソードに共感できなかったせい。次雄の日常を描いた話はそれなりに面白かったのでとてももったい。

次雄の日常の話には、しっかりとキャラクター付けがされた人物が多く登場する。親友(栗原卓也)と同級生の女の子(谷村美月)の存在と更に言えば担任教師(本上まなみ)など。※数カットしかでない高知東生もいい味出している。
この個性的な人物がある種のリアリティをベースに繰り広げる青春劇は見ていてなんだか懐かしい。

体育倉庫で谷村美月が読んでいた本にしても、なかなか素直になれない事にしても、冒頭のソロ活動を思わせるシーンにしても、思春期における性のありようが妙にリアルに描かれているので、感情移入も容易で恐らく男女どちらであっても「あった、あった!」と共感できるようなエピソードが満載かと思われる。
※育倉庫に現れた女子グループが再登場したのはニヤリとしてしまった。
ぶっきらぼうな主人公の割りに映画そのものの雰囲気がギスギスしていないのは、谷村美月がかもし出す独特の雰囲気と妙に中和しあっているからだと予想。

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一方、家族サイドの話は途中からどんどん重くなる。
その癖、継父にも母親にも共感できるところが少なく、もう少し人間味のあるキャラクターにしてもらえればよかったのではと思うところ。
唯一、病院のシーンで次雄が妹を連れて退出したタイミングの見事さに感心した程度。

映画は主に次雄をベースに話が進むので、家族の話の視点を中途半端に母親に振らずに次雄視点で最後まで一貫して通せば、それだけで随分と面白い映画になったと思う。
そうすれば思春期の子供からみた両親の姿をシニカルに描いたいい映画になったかもしれない。
そう思うと実に惜しい。
※しかし、継父のエピソードや実父や実兄のエピソードはあってもなくてもいいような気がする。そんなエピソードを作らなくても"逃げる男"はユースケ・サンタマリアのキャラクターだと思うので。

d0057574_1926547.jpgところで、表題の酒井家のしあわせとは何だったのか。
家族全員で生きていくことなのか、みんなで笑いあえることなのか、もしくは酒井家が"家族"になることだったのか?
どれも正解の様な気がするし、どれも見当違いの様な気がする。
なんだか分からないまま終わってしまった。
若手俳優陣は見事だっただけにとても残念。

≪追記するコーナー≫
次雄に感情移入したまま終幕を迎えたため、ラストの谷村美月にはかなりやられた。
反則だろう・・・アレは。

■対象
ユースケ・サンタマリアと友近が好きになれるかどうかで決まるかな・・・っという部分が多数。
■見所
冒頭のアレとアイスが垂れる瞬間
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by unknown0083 | 2007-12-09 19:31 | 映画

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