【DVD】スウィングガールズ  

d0057574_2340631.jpg■動機
ドキュメンタリー番組を見て
■感想
ジャズ・・・やりてぇ
■満足度
★★★★★★☆ いいかも

■あらすじ
東北地方のとある片田舎の高校。夏休みのある日、鈴木友子(上野樹里)たち13人の落ちこぼれ女子生徒が教室で数学の補習を受けていた。まったくやる気のない13人は友子のアイデアで補習を切り上げ、野球部の応援に行ったブラスバンド部に仕出し弁当を届けることに。ところが、弁当を口にした生徒たちは、次々と腹痛を起こして入院する事態となる。




■コメント
テレビで放映していた彼女たちのドキュメントを先に見てしまった。
「どうせこういう映画は撮影の時に持っているだけで実際は後から音を足すんだろう」
っと思っていたのだが実際は違った。
3ヶ月という短い期間の中で必死に練習して楽器を演奏出来るようになったらしい。
当初(オーディション時)は、どうやら出演者本人達もアフレコだと思っていたらしく、メインメンバーでトロンボーンを担当する本仮屋ユイカなど、本気で「どうしよう・・・」と困っていた。
それでもメインメンバー5名以外はある程度の経験者を集めたようで、メインメンバーに色々と指導しているシーンが見受けられた。
このドキュメンタリー番組で興味をもって、鑑賞を決定。
なかなか面白い映画だった。

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広がる田舎の風景と方言。
全編山形弁で進行する物語が気持ちいい。
映画は最初から結構なハイテンションで進む。
それはなんというか、若いキャストたちのパワーの様なもので決して嫌味なものではない。
多少大げさでも、やりすぎ感があっても、そこは山形弁がやさしく流してくれる。
高校生と山形弁という組み合わせのマジックだろうか?
なんとなくそのテンションに巻き込まれていくのが楽しい。
※正確には山形弁ではないそうだがあまり気にはしない

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物語はトラブルと解決を繰り返しながら進む青春もの。
メインキャストは5名。
鈴木友子役、テナーサックス担当の上野樹里。
斉藤良江役、トランペット担当の貫地谷しほり。
関口香織役、トロンボーン担当の本仮屋ユイカ。
中村拓雄役、キーボード担当の平岡祐太。
田中直美役、ドラムス担当の豊島由佳梨。
それに加えて、ギター担当の関根香菜とベース担当の水田芙美子が絡む。
※NHK朝の連続テレビ小説の主演女優を二人も輩出したラインナップ

観賞時点の段階で見覚えがあったのは、テレビドラマ「3年B組金八先生」にも出演していた本仮屋ユイカのみ。寡黙な役(といえば聞こえはいいが引っ込み思案で会話が成立させられない役というのが正しい疑惑)で台詞のあまりない役だったが、めがねをかけていたため存在感は抜群だった。控えめな感じのする女優なだけになんとも不思議な感じがした。
事前に見たドキュメント番組では全く触れられなかったギター担当の関根香菜とベース担当の水田芙美子が物語の中に結構絡んできて意外だった。
また、ちょい役だったが西田尚美が出ていてうれしかった。

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序盤において、主人公たちがジャズに触れ、演奏が楽しくなっていくあたりは、つたない演奏を聞かされながらもこちらもちょっと楽しくなったりする。
その後の楽器を取り上げられるシーンでは、それぞれのキャラの個性が出ており、感情移入もしやすく、その理不尽さに腹を立てたりした。
中盤、ジャズに目覚めた友子たちが、ドンドン演奏がうまくなり色々なところで演奏し始めるようになると、その場で演奏を聞いている人になったような感じがした。
見ているだけで一緒に行動しているような気がする、そんな雰囲気がよく出ていた。

d0057574_21304557.jpgただ、引き起こされるトラブルは殆どが人為的なもので、少し考えれば起こらないものばかり、というのはいただけないかなと思う。
特に、最後のトラブルの部分は不要じゃなかったろうか。見ている人は最終的に大きなところで演奏して終わるであろう事は想像している。友子のキャラクターを出すためのエピソードならその段階より前に入れるべきだし、尺の都合なら別のバンドの演奏を入れればいいと思う。
シナリオの段階で練りこんでおけばもう少し説得力のある物語になったのではないかと思うと、ちょっともったいない気もする。

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三ヶ月間の事前練習とクランクインしてからの数ヶ月の練習で、あれほど上手くなってしまうとは、正直驚きを隠せない。
特に、メインキャスト陣は楽器未経験からのスタートでよくソロパートを受け持つまでになれたものだと思う。相当の練習を積んだのだろう。
上野樹里をはじめ、キャストの中にはこの映画で担当した楽器を特技の欄に記入しているものもいる。余程楽しかったのだろう。監督としても鍛えたスタッフについてもこれは非常に嬉しいに違いない。
観ていて(聴いていて)も楽しい映画だった。

≪追記するコーナー≫
白石美帆は意地の悪そうな役をやると似合いすぎるので危険。だが、優しそうにしていても胡散臭くなって気持ち悪い。なんとも可哀想な人だ・・・。

■状況
ライブラリより拝借
■対象
「ジャズやるベ」に共感できる人
■見所
最後の演奏シーンおよび本仮屋ユイカのめがね
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by unknown0083 | 2008-01-05 22:59 | 映画

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