【映画】茶々 天涯の貴妃  

d0057574_20324731.jpg■動機
通院後の時間潰し(3時間)
■感想
期待していなかった分面白かった。
■満足度
★★★★☆☆☆ そこそこ

■あらすじ
浅井長政を父に、持ち織田信長の妹であるお市の方を母に持つ茶々(和央ようか)。豊臣秀吉の側室にて、豊臣秀頼の生母であるこの女性が、二人の妹と共に自らの運命と戦いながら駆け抜けた戦乱の時代を描いた物語。




■コメント
激動の時代を生きた一人の女性の一生がたった2時間に収めきれる訳がなく、それを行おうとすればどうしたってダイジェスト的になってしまい、時にはちょっとした歴史の改竄だって行われてしまう事がある。
っという事を分かって観る事が出来れば、それなりに楽しめるんじゃないかと思われる映画。※なかなかそこまで寛容な人はいないとは思うが。
時間つぶしのつもりで期待せずに見たのでそれなりに楽しむ事が出来た。

好きな人は好きだと思われる浅井長政の系譜の話だが、じつはこの辺りの敗者の歴史についてはあまり詳しくない。
淀君についての知識は、鎌倉時代の北条雅子と同じく"武家の強い女性"というイメージくらいの知識しか持っておらず、その血脈や辿った道に関しては今回この映画で始めて知った形になる。

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開始早々、茶々はふとしたエピソードから伯父の織田信長(松方弘樹)から女帝の素質を見抜かれる。映画はこのエピソードを軸に進んでいるような気配がする。
後に茶々に御執心となる豊臣秀吉(渡部篤郎)と徳川家康(中村獅童)。
この二人の天下人はこの時から茶々に対して織田信長の影を見ていたに違いない。
秀吉は茶々との間に出来た子供を自らの後継者にしようとする事で信長に近づこう(もしくは恩義を返そう)とし、家康は茶々を跪かせる事で事で信長を屈服させようとした。

そういった男達の思惑は面白いほど伝わるのに、肝心の茶々の心理がいまひとつだったのは残念。
秀吉を恨んでいながらどうして子を宿すに至ったか、その辺りもうちょっと掘り下げてもらえると良かった気がした。

それとは別に、凄く気になったのは戦闘シーンにおいての血飛沫や血糊の過剰さ。あそこまでやる必要性をあんまり感じないのだが、そこはやはり監督のこだわりなのだろうか。

ただ、どうやったのか大阪城の存在感は圧巻。CGを使っている様子もなく、どう見ても本物の城にしか見えなかった。
※天守閣から見下ろす大阪の町はCGだったが・・・

主演の和央ようかは宝塚出身の人で随分と個性的な顔立ちをしている。
が、その割りに子役は随分とそっくりだったのに驚かされた。
調べたら菅野莉央でなおびっくりだった。
いつの間にあんなにガラガラ声になってしまったのか・・・

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その他、様々な人がこの映画に登場している。
何気に豪華キャストな感じ。
それを見ているだけでも、こそこ楽しめるのは反則かなっと思いつつも、お正月映画だしそのくらいのバランスが丁度いいのかもしれないと納得。
写真にいない人以外では、千姫役で谷村美月が出ていた。が、時代劇は初めてなのか感情の出ていないシーンでは台詞にたどたどしさが残ってなんだかおかしかった。
※寺島しのぶはミスキャストな疑惑。一番の老け顔で一番の末っ子で、なおかつ宝塚俳優に「美しくなって・・・」と言わせるのはちょっと気の毒の様な気がした。

≪追記するコーナー≫
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全体的にギャグは駄々滑りだったがこのシーンだけは面白かった。
何のためにいたのかよくわからないキャラだった事には変わりはないが・・・。

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流石、宝塚歌劇団の男役。
こういうシーンは本当に絵になるなと思った。
真田幸村はちょっと弱かったが・・・
予断だが、和央ようかは非常に歯並びが悪い。
本人もそれを意識しているようで、しゃべる時以外は徹底的に口を閉じている。それはびっくりな表情を作る時でも同じらしく、通常であればある程度口をあけて表情をつくりそうなものだが、この人は口を閉じたままびっくりな表情を作るため、その表情がなんだか「きょと~ん」な表情に見えてちょっとだけ愛らしく見えた。

■状況
MOVIX伊勢崎にてサービスデー価格で観賞
■対象
ある程度歴史に詳しく、ある程度寛容な方
■見所
和央ようかのきょとん顔、序列の崩れた三姉妹
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by unknown0083 | 2008-01-10 11:00 | 映画

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