【映画】アフタースクール
2008年 05月 29日
何かこう・・・惹かれるものがあったのかも?
■感想
面白かった
■満足度
★★★★★★☆ いいかも
■あらすじ
母校の中学で働く教師、神野(大泉洋)のもとに、かつての同級生だと名乗る探偵(佐々木蔵之介)が訪ねてくる。探偵は、神野の幼なじみで今は一流企業に勤める木村(堺雅人)の行方を追っていた。心ならずも木村探しに巻き込まれるうちに神野の知らない木村の姿が明らかになり、事態は誰もが予想しない展開に向かっていく。
■コメント
※ネタバレしないように書いてはいますが勘のいい人には読めてしまう恐れがあります。
お気をつけください。
予告編も観た事はなくチラシも持ち帰っておらず、
ただ漠然と「この映画はきっと面白い」という、
全く根拠のない自信だけを持ち、
ビックリするほど前情報を仕入れずに観賞。
結果、やっぱり面白い映画だった。
物語はハイスピードまでは行かないスピード感。
二転三転を繰り返しながら、
比較的テンポよくポンポン進むので、
飽きるまもなく最後まで連れて行かれたっという感じ。
視点となる人物が結構コロコロと変わるため、
恐らく誰かに感情移入しながら観てしまうと、
ちょっとツライ映画になったかもしれない。
私はどちらかというと客観的にというか、
物語の流れに乗っかるような観方をしていた為、
置いていかれることも、混乱する事もなく、
最後まで楽しむことができた。
実は、物語を普通に映像化してしまうと、
そんなに大したことはないお話だったりする。
なので、本編中のあちらこちらに、
ちょっとしたトリックというか、
演出上の仕掛けというか、
ありていに言うならばミスリードというか、
そういったものが仕掛けられている。
それが結構うまい感じに仕上がっていて、
やっている事は基本的に後出し情報の類なのに、
不思議と全く不愉快にならなかったのは、
基本的に「同一時間軸上に起きた別の視点を隠す」という、
ちょっと考えればそこが怪しいと気付くように出来ていたからじゃないか、
っと思っている。
色々と書きたい事もあったりするのだが、
物語の性質上、内容について書いてしまうと、
面白さ激減なこと請け合いな映画なので、
あれこれと書けないのがちょっと残念。
全ての解答を知った状態でもう一度最初から観たら、
この映画は一体どういう風に見えるのか、
ちょっと興味があったりする。
≪一言コーナー≫
では、最後にキャストについて一言づつ書いて感想の代わりに。
大泉洋と佐々木蔵之介の序盤の掛け合いが面白すぎ。
堺雅人の「笑顔」が妙に目に焼きついている。
佐々木蔵之介の役柄がとってもチャーミングだった。
常盤貴子はいくつになっても変わらないなっと思った。
田畑智子がラストシーンの前に見せる一瞬の間が凄くよかった。
伊武雅刀は相変わらず怖すぎ。
中学時代役の少年が大人役のキャストに似すぎでビックリ。
中学時代役の少女がなんともいえず存在感を出していたのにビックリ。
≪追記するコーナー≫
メインキャストの抱えた秘密をどこまで解けたか書いておくコーナー。
解けなかったキャストについては記載しない。
堺雅人 :居場所だけは解いた
常盤貴子:途中で分かった
田畑智子:序盤で予想したとおりの結末
■状況
MOVIX伊勢崎にてサービスデー価格で観賞
■対象
トリック小説とかが好きな人とかかな?
■見所
「つまんねーのはお前のせいだよ」、再び動き出した彼らの放課後に幸あれ。
by unknown0083 | 2008-05-29 19:00 | 映画