【映画】カメレオン
2008年 07月 21日
ポスターと予告編がカッコよかった
■感想
思ったのとはちょっと違うかな?
■満足度
★★★☆☆☆☆ あんまり
■あらすじ
幾度となく変化を繰り返してまるでカメレオンのように生きる伍郎(藤原竜也)は、ターゲットに疑いすら持たせずに欺いて金を稼ぐ、あてのない人生を送っていた。ある日偶然、政府要人の拉致現場に居合わせてしまった伍郎の詐欺グループは事件を目撃したことが原因で仲間を殺されてしまい、伍郎は復讐を計画する。
■コメント
こういうのを「ハードボイルド」というのであれば、
多分そういうジャンルの映画はもう観ないだろうな・・・。
っというのが、申し訳ないが率直な感想。
予告編から察するに、復讐に重点を置いた感じかと思ったらそっちはほんのおまけで、
恐らくは藤原竜也が仲間(というか女)を守る為に悪戦苦闘する方がメインの様な気がした。
でも、その仲間があんなにヘタレじゃ、命を張った藤原竜也も浮かばれない。
そもそもタイトルにもなっているカメレオンってなんだろう?
シネマトゥデイから借りている「あらすじ」にはそう書いてあったものの、そんな感じはあんまり感じることが出来なかった。
色々な経歴を持っている事?
登場シーンがなんかふわぁ~っと浮いてくる感じ?
どれも違う。
もっとカメレオンっぽい何かを見せて欲しかったところ。
まあ、そんなこんなで圧倒的に脚本が変な映画。
故・松田優作の為に書かれた脚本というが・・・果たして氏が満足したかどうか・・・
色々な裏設定は感じることは出来たのだが、それを全然生かしきれてないように思った。
谷啓チームは一体どういう人達なんだろう?
あのエージェントの女はなぜあんなに強かったのだろう?
藤原竜也と萩原聖人は一体どんな関係なんだろう?
柄本佑は一体何しに出てきたのだろう?
うーん・・・時間が足りなかったのかな?
どっちかというと、設定はそのままで連続ドラマ化した方が、いいものが出来上がったような気がする。
文句ばかりになってしまったが、収穫もあった。
背の低い俳優だとばかり思っていた藤原竜也が、背が高い女優だとばかり思っていた水川あさみと並んでも、ちゃんと釣り合いが取れていること。
これはとっても驚いた。
≪追記するコーナー≫
最後の方で銃を投げ合って撃ち合うシーンがあったのだが、あれは絵的なカッコよさの為だけにあったシーンなのだろうか・・・
というか、もしかしたらアレこそがハードボイルド?
あのシーンに緊迫感を感じることを出来ずに「とっととうっちゃえよ」とか思っていた私は、所詮ハードボイルドに向かなかったって事なのかな?
※束にしたマッチで火をつけるシーンはカッコイイとか思ったけど
■状況
109シネマズ佐野にてサービスデー価格で観賞
■対象
ハードボイルドな方?
■見所
「ちゃんと供養したかい?」「女の毒は涙で流せ」
by unknown0083 | 2008-07-21 18:10 | 映画