【映画】フレフレ少女  

d0057574_20135890.jpg▼動機
地元ロケの半ご当地映画?(勘違い)
▼感想
映画というものの意味を考えるいい機会になった
▼満足度
★★★★☆☆☆ そこそこ

▼あらすじ
読書が趣味で、物語の中の空想の恋に夢中になっている女子高生・桃子(新垣結衣)は、ある日偶然野球部のエースに出会い、初恋に胸をときめかす。彼に夢中になって見守りたくなった桃子は、廃部寸前の応援団へと入部するが、ひょんなことから応援団長に仕立て上げられてしまい、厳しい練習の日々を送ることになってしまう。




▼コメント
この「フレフレ少女」という映画は、私が一年以上前から期待していた映画。

それは多分ほかの人とはちょっと違う理由。
この映画は「地元の高校生を総動員して作成されたご当地映画」という事らしいので、そういう意味でもこの映画は見届けなくてはならないと、勝手に思っていたという話。

なので、この映画を円滑に楽しく見るために、当時演技力皆無と噂された今作の主演女優・新垣結衣の別の主演映画「恋空」も観に行ったし、普段は決して買わないポッキー(細いやつ)だって彼女がCMをしているという理由だけで買ってみたりした。
※あまり関係ないが私はフランの方が好き
ただ、「恋空」の演技が”あんまり”な内容だったのと、ポッキーよりもフランの方が好きという理由から、今回は「出資するにあたらず」という結論を下し、無料鑑賞券での鑑賞を決めた。

この文章はそんな人間の書く感想。

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思っていたより悪くはなかった、という感想。

応援団という割には、確かに腹から声は出ておらず、本当にそれでいいのかと部分は多分にあるのだが、そういう部分もひっくるめて物語の一部のような気がした。
それはきっと「そうなるように日々努力していく事が肝心」という物語のテーマのようなものがそうさせたのかもしれない。
「押忍」や「先輩」など、単語レベルではちゃんと発声できているものもあったのも、加えてそうさせたのかもしれない。
※なお、会話モードと援団モードでも発声を変えていたのも印象的

物語については、前半はちょっと直視できないくらいの滑り感があった。なぜ辞めていったメンバーを再雇用するのではなく、新規のメンバーを勧誘するに至ったのかがはっきりとせず、このあたりをもう少し改善すればもっと面白くなったんじゃないだろうか?

内藤剛志が出てきてからは安心して観ていられた。「根性不足」とわかるとOBでも容赦なくやっつけられていたのがさすが援団といった感じで印象的だった。
浜辺で意見をぶつけ合うシーンはう少し時間を割いてじっくりと心の動きを描いても良かったように思った。

終盤の応援シーンに関しては、応援している間は試合が止まっているように感じてしまった事と、防御側は応援を控えるんじゃなかっただろうか?という部分が気になったが、そんなことはまあ、些細なことって事で。

結末については今でも逆のほうが良かったと思っており、そうした方がもう少しだけ「いい映画」になったような気している。※監督がいい映画を目指したんじゃないなら話は別だが。しかし、これにはこうなる複線があるので仕方ない・・・

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テレビCMや予告編では「新垣結衣」のアイドル映画、もしくは応援団そっちのけで「新垣結衣」の魅力全開の映画の様に編集されているが、それを信じてしまうと手痛いしっぺ返しを食らうかもしれない本作。
ポッキーのCMで知った人も「恋空」で知った人も、満足させられような新垣結衣はこのスクリーンにはいない。じゃあ、どういう人向けにできているのかといえば、やっぱり「新垣結衣」に応援してもらいたい人向け、ということになるのだろうか?
もしくは、どんな「新垣結衣」でも受け入れられるような寛大な人こそがこの映画を楽しむことができるんじゃないかと思う。
※私はどちらにも該当せずだが・・・

ともすれば、アニメでやれはスムーズに事が進みそうなシナリオで、出演者やスタッフ各位はよくがんばったのではないかと、そんな風にも思ったりするが、ただ「観た」という事に対して全く不愉快な気分にはならなかった。
それだけは最後にどうしても書いておきたいと思った。

≪一言コーナー≫
キャストについてちょこっと記載。
主演の新垣結衣は段々ましになって来ているような気がするが、化けるまでにはまだ時間がかかりそう。ドラマ「パパとムスメの7日間」でしっかり男性発声を覚えておけば、今回の映画に役立てたはずなので、この経験をクリアするのではなく、次に繋げる何かを残して欲しいと思う。
ただ、泣いてすっきりしたいのにどうしても泣けないというシーンはなんだかちょっとわかるような気がした。
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永山絢斗に「この子いい声してるな」っと思っていたら瑛太の弟だった・・・どうりで。
その他の応援団、意外と発声がしっかりしていて安心した。
秋山奈々が出ていたことに驚いた。しかもイヤな女の役だった。
石田卓也が出ていたらしい・・・発見できず・・・
男の世界に飛び込んだ女の桃子と、女の世界に飛び込んだ男の釜本。この学校ってそんなやつばっかり?

≪追記するコーナー≫
ご当地映画だとばかり思っていたが、この映画のワンシーン(とはいえ決勝戦なのでかなり長い)をとる為にロケ地を提供したのだと知った。もっといろいろなシーンがあるかなっと思ったが、多分球場内だけな疑惑。球場の入り口は多分違う球場の物を合わせていると予想。
だが、上映終了後、おそらくどこかの高校のOGと思われる一団が、
「○○出てたよね~」
「あと、△△もいたね。」
「えっ?それ気がつかなかった。××じゃなくて?」
「それも出てたけど、違うシーンに□□と一緒にいてたよ」
という会話をしていたのが聞こえた。
※記号はエキストラと思われる人名

「映画にはその時その場所でしか撮れないものを封じ込める役割がある」という。

それは、主演俳優であったり女優であったり、自然であったり風景であったり、そういったものにのみ適用されると思っていたのだが、もしかしたら端々に移る名も無きエキストラの方々にも適用され、より多くのうねりを生み、ひとつの作品としての力を持つものになるのかもかもしれない、と、この映画をみて思った。

d0057574_20344664.jpgそして、それだけのエキストラを集めるのには「新垣結衣」という、男子にも女子にも好かれている彼女の強力なネームバリューがあってこそなのだろうことにも気づいた。
一見ミスキャストにに見える新垣結衣だったが、主演女優というというのは役をこなした上で、人間(観客やエキストラを含む)を集めなければならない。
この「役」自体を彼女以上にこなせる女優は確かにたくさんいると思うが、残念ながら2007年夏(収録のあった月日)の段階では知名度・人気・浸透度というバロメータから見ると彼女ほどの人物は確かにいなかった様に思う。
そういう意味では彼女は適任だったんだ。

≪蛇足するコーナー≫
パンフレットは写真ぎっしりなのにネットにはぜんぜんないのね・・・
新垣結衣ばかりになってしまった・・・

▼状況
イオンシネマ太田店にて無料鑑賞券にて鑑賞
▼対象
新垣結衣に応援して欲しい人、エキストラの参加の皆さんおよびその関係者
▼見所
それでも、あのモックと広告とテレビCMと予告編は何とかして欲しいと願うのだ・・・
▼教訓
映画はスクリーンに見えてるものだけが全てじゃない。その外側にだって映画はある。
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by unknown0083 | 2008-10-11 18:40 | 映画

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