【映画】ブーリン家の姉妹  

d0057574_19454059.jpg▼動機
とあるプロの方の批評文を読んで
▼感想
イングランド及び英国の歴史の一端を知るいい機会に
▼満足度
びっくり

▼あらすじ
16世紀、イングランド国王ヘンリー8世(エリック・バナ)には男子の世継ぎがなかった。いら立つヘンリーが愛人を求めていることを知った、野心家のブーリン卿(マーク・ライアンス)は聡明な長女のアン(ナタリー・ポートマン)を愛人候補に仕立てる。だが王が目に留めたのは、結婚したばかりの気だての良い次女メアリー(スカーレット・ヨハンソン)だった。




▼コメント
他国の歴史に詳しくないので「ブーリン家」というのが何なのか知らなかった。
基本的に、鑑賞前にあまり前情報を入れないことにしているため、あらすじもあまり読むことはなく、原作を読んでいるが予告編が流れない限りは内容を先に知ることは殆どない。
最近はあまり興味ある洋画も少なかったため、この映画の予告編も見ることもなかった。

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そうなると、映画の内容というのはポスターからなんとなく想像する、という他にない。
キャスティングはナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンという、洋画敬遠気味な私でも奇跡的に名前と顔が一致する女優二名と、何だか渋い感じの男性一名。
雰囲気は中世ヨーロッパっぽい感じ。
とくれば、二人が一人の男性を巡ってなんだかドロドロとした愛憎劇を中世ヨーロッパを舞台にやってくれるに違いない。
衣装もなんだか素敵そうだし(特にナタリー・ポートマンの緑の衣装に惹かれた)、今月の映画の日は土曜日だということだし、もし時間的にあった場合だけ、観られるなら観ておこう。
そういうレベルで鑑賞予定にはあげておいた。

が、そんないい加減な鑑賞動機を一変、この映画は是非観なくてはいけないという気持ちに変えさせたのは、毎週一応チェックすることにしている批評統合サイト内の、一人のプロの批評家の文章だった。

しかしこの映画、どうやって調整しても映画の日には観られない。
それは映画の日に行こうと思っていたMOVIXでは上映していなかったからだ。
ならば平日に、できればレイトショウ時間で上映している映画館に行くしかない。
そんな訳でお仕事のスケジュールを調整し、今回の鑑賞に至った。

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私は英国が好きな人間だ。
なんとなく気品があり、あまり乾いた感じのしない紳士の国。
ゲーム「大航海時代」でもついつい茨の道と知りつつイングランド所属を選んでしまったり、
何よりも、ビートルズとディープ・パープル、レッド・ツェッペリンにOASISを生んだ国。
すばらしい国であることに間違いはない。

だが今回の鑑賞で、私が好きなのは「英国」というイメージだけの話で、英国の文化や歴史や風土をすべて含んだ「英国」そのものの事ではないんだということを思い知らされた。
私は「英国」という国のことを何も知らない。

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映画の内容についての感想は今回は殆どない。
観たことで感じたことより、観たことで得られたものの方が、そしてこれから得ていくであろうものの方が、きっと遥かに大きいような気がする。
なので、今回この映画に関しては、
「ナタリー・ポートマンが~」とか、
「スカーレット・ヨハンソンが~」とか、
「シナリオが~」とか、
いつも書いているそういう感じのことをあんまり書きたくない。
別にそこがどうでもいいというわけではなく、それを書くために知識と教養があまりにも足りなすぎると、今回の映画に関しては感じてしまった、という話。

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今回この映画を見たことで、イングランドの歴史の一片に触れることができたように思う。
この国は華やかにみえる表面に、暗く重たい歴史を抱えている。
いや、きっとどの国もそういう部分はあるだろう。そしていつか過ちに気づき、それを繰り返さぬよう知恵を絞り、悪しきを正し変えていくことで、歴史は動いていく、ように思う。
しかしこの国は、故・皇太子妃の事と照らし合わせて考えると、あれから500年以上たった今も本質的な部分は大して変わってはいないんだ、きっと。
それはそれで、なんだかとてもおっかない。

「外国」というカテゴリでは唯一興味のある国である「英国」
これを機に、これから少しづつその歴史を学んでいこうと思う。
何が本当の事で、何が正しい事なのかはわからないにしても、この映画はその国のことをもっと深く知ろうとするきっかけをくれた、とてもすばらしい映画になった。

鑑賞後、帰宅してすぐに、まず「エリザベス1世」についてwikipediaで検索した。


≪追記するコーナー≫
「若手女優の夢の競演」
みたいな事が書かれていてちょっと疑問になってちょっと調べてみたところ、
もっと歳が離れているかと思った二人の年齢が思いのほか近く、また、思っていたよりは全然若い(ナタリー・ポートマンは確実に私より年上だと思っていた)ということに驚愕した。
※二人とも田中麗奈より若いんだもんな・・・ビックリだ


▼状況
イオンシネマ太田店にてレイトショウ価格で鑑賞
▼観客
20名前後(女性客大半)

▼対象
どういう人向きなのかわかりづらいところが「宣伝力」にいまひとつ力をさけない原因かな?
▼見所
終盤にメアリー嘆願に向かうシーン、そしてその結末とその後の行動
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by unknown0083 | 2008-10-31 20:40 | 映画

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