【映画】チェ 28歳の革命  

d0057574_23242128.jpg▼動機
チェ・ゲバラを知りたかった
▼感想
つくりはややこしいがなかなか勉強になった。
▼満足度
★★★★★☆☆ なかなか

▼あらすじ
1964年、ニューヨークで開かれた国連総会にキューバ主席として出席したチェ・ゲバラ。彼がキューバで行った革命運動をアメリカ人ジャーナリストの質問に答える形で回想する。
1955年、放浪中のメキシコでフィデル・カストロ(デミアン・ビチル)と運命的な出会いを果たした若き医師のチェ・ゲバラ(ベニチオ・デル・トロ)は、次第に革命運動にのめりこんでいく。




▼コメント
20世紀最大のカリスマ「チェ・ゲバラ」。
あのジョン・レノンも「世界でもっとも格好いい男」と称していた人物らしいのだが、どういうわけか、日本ではびっくりするほど知名度が低い。

d0057574_23323850.jpg私が知っている「チェ・ゲバラ」も、映画「夜のピクニック」で多部未華子が着ていたTシャツのデザインの人(実はこれは勘違い)だったり、私が応援していたバンドの後輩バンドの2代目ヴォーカリストが崇拝しているという設定の人物(本人はチェ・ゲバラを知らず)だったりと、そんな程度の知識(といえるかどうかすらアヤシイ感じのもの)で、その人となりやその功績などをまったくといっていいほど知らなかった。

ただ、興味のある人物ではあるので、いつかちゃんと知りたいと思っていたところにこの映画の公開がたまたま重なったため、これはいい機会だということで鑑賞してみた。

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映画は構成がちょっとややこしい。
1964年をベースの年にして、そこから過去である革命運動の年、1955年から1959年までを振り返る構成もさることながら、ベース年はモノクロチック、回想年はフルカラーという色になっているので、わかりづらさ満載。

基本的に作り話的な要素はあまり入っていないような気がし、実話をベースに淡々と語られているような感じがした。その時々でゲバラがどう思ったのかや何を考えたのかという部分は割愛し、事実のみを伝えていく手法を採っていたのに好感を覚えた。
それでも「人となり」という部分についてはちゃんと触れられたような気がした。

部隊の中でどのように頭角を現し、フィデル・カストロの右腕となっていったかについては触れてなかったような気がしたが、ゲリラ活動の最中、兵士たちに読み書きを教えるエピソードに、国のために底辺の底上げをしようという意識を感じることが出来たのが良かった。「国を愛すること」それが革命家にとって重要なものだと言っていた気がする。

「28歳の革命」という邦題のせいでベース年の方をちょっと気を抜きながら見てしまったのだが、後半になって実はこちらの方が重要だったんじゃないかということがわかったので、もう一回ぐらい見てみてもいいかなっと思った。

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この映画は後編「39歳別れの手紙」のプロローグ的な映画になっているということで、月末に公開されるそちらの映画も期待すると共に、この映画よりも前の時代のチェ・ゲバラを描いた映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」も見てみたいと思った。

ところで、物語が始まる前の「チェ・ゲバラ」について簡単に説明した「映画を見る前に」と称した(日本語)フィルムが上映前に流れたのだが、これは全国共通の計らいなのかどうか、それがちょっと気になった。

≪追記するコーナー≫
キューバは社会主義国の中で唯一成功している国というイメージがあったが、この映画を見るとなんとなくその雰囲気を感じられるような気がするのもまた、面白いところかもしれない。

≪蛇足するコーナー≫
多分、「面白かった」とか「面白くなかった」とかいう感想よりは、
「ためになった」とか「よくわからなかった」とかいう感想になるんじゃないかという、
そんな感じの映画だった。
また、この映画は、自分の好きなように戻したり進めたり出来る環境で見たほうが分かりがいいかもしれないと思った。なのでDVDレンタルが開始されたらもう一度見ようと思っている。


▼状況
MOVIX伊勢崎にてサービスデー価格で鑑賞
▼観客
20名弱(どうしてこの映画が一番大きなスクリーンでやっていたのかは謎)

▼対象
良くも悪くもチェ・ゲバラに興味のある人
▼見所
国連での演説、「革命か、死か」、スポーツカーを「返しに行け」
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by unknown0083 | 2009-01-15 20:45 | 映画

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