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【映画】純喫茶磯辺 

▼動機
これは面白そうな予感
▼感想
とても面白かった
▼満足度
★★★★★★☆ いいかも

▼あらすじ
8年前に妻が家を出て以来、高校生の一人娘・咲子(仲里依紗)と暮らす水道工員の磯辺裕次郎(宮迫博之)。父親が急死して多額の遺産を手にした彼は突如喫茶店経営を思いつき、無計画にも“純喫茶磯辺”を開店させる。閑古鳥の鳴くダサい店は、美人の素子(麻生久美子)をアルバイトに雇ってから一転、クセモノばかりの常連客でにぎわい始める。


▼コメント
よく見る映画ブログでこの映画を発見してから、どうにもこうにも見たい衝動が止まらなかった映画。こういう衝動は大体当たっていることが多く、だからきっとこの映画も面白い映画に違いないと決め込んでいた。

既に上映開始から数ヶ月経過し、DVDの発売日も決定。
「近所のレンタル店には置かれないだろうからTSUTAYAオンラインで・・・」
なんて考えていたところ、なんのキャンペーンなのか、それともたまたまなのか、お近くのイオンシネマで上映されることが「ひっそりと」決まり、それを偶然発見することができたので、映画館で鑑賞する事に。


映画は実に面白かった。
仲里依紗と宮迫博之のローテンションでの掛け合いが非常に面白く、なんというか父娘の素の会話を覗き見ているような、そんな面白さがあった。
物語は「ひょんなことから喫茶店を始めることになった父娘のひと夏の物語」といった感じの物語で、特に何が起きるでもなく淡々と進行するスタイルの中に、そこで関わる人物とのコミュニケーション(と言っていいのかどうか甚だ疑問だが)を描いた物語だった。
※あらすじだけ読むと「かもめ食堂」の二番煎じ的な物語に見えるが実は随分と違う

クセのあるキャラクターが多いが、うそつきが出てこないのが良いところだと思った。
いい加減に見える父もちゃんと本質を見抜いていることろがあったり、
終盤に出てくる女を殴る男も最終的にうそはついてなかったり、
なんだかみんな正直者なので、イライラせずに見られるのがいい。

中盤から別れた母親のウエイトを大きくなり、そのままホームドラマ路線に行ってしまうのかなっと心配したが、そこは母親、キッチリとそれでいて優しく娘を突き放した所に、好感を持った。
そのシーン以降、母親はきっちり退場したので、
「主人公は娘で、この娘が少しだけ大人になっていく瞬間に、我々は立ち会ったんだな」
っと思うことができた。

基本的にダメ人間な父親を、宮迫博之が実にいいバランスで演じてた。「うわっ!最悪っ!」となるちょっと手前にある、「おいおい、アンタ・・・」で済まされるギリギリの所をちゃんと見極めていて、そこで踏みとどまってくれたのが良かった。
それと、なんとなく娘を見る目と、話しかけ方が、家族っぽかったような気がした。実生活では意外と、こういう感じの父親なのかもしれないと言う気配もした。

別れた妻が娘に語る、
「なんだかんだであの人の方が、アンタのことをちゃんと考えてるって思った」
という台詞を、「うん、確かにそうだね」っという風に聞けたのがとても良かった。
このあたりは、宮迫博之の力かもしれない。


日本インターネット映画大賞の投票前にこの映画を見ていたら、絶対に新人女優賞の欄に記載したであろう仲里依紗。
普通(ではないのかも知れないが今まで見た中では普通の部類)の役をやらせるとこんなにスキルの高い女優だったのかと驚くばかり。
父親の事を軽蔑しつつも完全には嫌っていないという、そういう微妙なニュアンスが伝わったのは、おそらく仲里依紗の演技力の賜物。
くるくる変わる表情や、呆れ顔で父親を見る視線や、なにより仏頂面がチャーミングだった。
※特に”可愛らしい部類”じゃない所が素敵。

また、麻生久美子が大分ぶっ飛んだ役で登場。
彼女が色々とかき回す役なのかと思ったら、彼女は何もせずに、周りが勝手に回って行くという、そういう感じがまた可笑しかった。
何かあるだろうと思っていた予想の遥か上を行った彼女の行動に呆然。
まさかそうくるとは思わなかった。
※というかよく言わせたね、あの台詞

その他、芸達者な役者さんが映画を盛り上げていた。
ミッキー・カーチスにお店が乗っ取られそうだったが、そういう物語じゃなかった。
※個人的には斉藤洋介がお気に入り。ああいう人、現実にいるいる♪


ところどころ入るコメディチックなシーンではちゃんと笑えるし、
じんわりさせるところではちゃんとじんわりさせるし、
速すぎずのろすぎずいい感じの展開スピードをキープしていたし、
劇中に何度か仲里依紗による”ちょっぴりサービスなシーン”もあるし、
ほのぼの系としては実に良くできた映画だと思った。


▼状況
イオンシネマ太田店にて無料鑑賞券で鑑賞
▼観客
30名弱(30代中盤と思わしき方々が多かったような?)

▼対象
なんとなく、ある程度心にゆとりのあるオトナな人向けの映画のような気がする
▼見所
素子はあのどらやきを最後まで食べたのだろうか・・・
ところどころに父の青春時代な仕掛けあり(工藤静香のポスターとか)

by unknown0083 | 2009-01-20 21:10 | 映画 | Trackback(19) | Comments(8)

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Commented by sakurai at 2009-01-21 23:01 x
なさそうで、ありそうな感じ・・。結構適当なんだけど、それでもいいやん、みたいな、でも、がんばるところは頑張るぞ的な空気が良かったです。
あの親子の配役の妙かもですね。
うちの娘と亭主の関係もあんな感じかなと思って見てました。
Commented by cyaz at 2009-01-22 08:24 x
TB、ありがとうございましたm(__)m
何度かTBしたのですが、反映されないようです(汗)

映画自体はそう面白いということはなかったのですが、
娘役の仲里依紗ちゃんの演技がとてもナチュラルで且つ、
お笑いの宮迫迫を食っていたようでした^^
僕の昨年観た邦画の中で彼女に新人賞をあげちゃいました(笑)
Commented by unknown0083 at 2009-01-23 22:44
>sakuraiさん

旦那さんと娘さんの関係があんな風なら、それはなんてステキな親子なんでしょうと思いますね^^
・・・って、それを旦那さんが望んでないとダメですかね^^;
配役は見事でした。
それだけで観に行こうと思いましたもん。
Commented by unknown0083 at 2009-01-23 22:46
>cyazさん

こういう役者さん頼みのほのぼの系映画が私にはあっているので、
この映画はとても楽しめました。
仲里依紗さん、この映画を見る前と後で随分印象が変わりました。私も新人賞あげたいです^^
Commented by 咲太郎 at 2009-01-26 20:29 x
すこぶる良かったです。
いい映画でした。
ほのぼのしみじみと、何か肌で感じるものがありました。

TBありがとうございました。
Commented by unknown0083 at 2009-01-27 23:06
>咲太郎さん

「天然コケッコー」しかり「幸福のスイッチ」しかり
こういうほのぼの系というか一緒に時間を過ごす系の映画に弱い私。
毎年1本か2本あるかないかの系列ですが、ぱっと発見したときはとてもうれしくなりますね^^
Commented by sora at 2009-04-17 13:16 x
最近ネット始めたsoraでぇす♪もしよければ誰かお友達になってくださぁい mikumiku_0430@yahoo.co.jp
Commented by 間諜X72 at 2011-11-12 11:14 x
先日、TSUTAYAでこの映画のDVDを借りて初めて見ました。
面白かったです。夫婦で爆笑しながら見ました。
ダサい感じの喫茶店だけど、美人の素子がコスプレでバイトしたら商売繁盛になる。
彼女が辞めたら閑古鳥。
一度クビにした江頭を雇う。江頭がコスプレ。
マスターはいい加減で軽薄だけど憎めない男です。
娘咲子もそんな父親を非難しながらも支える。
喫茶店は閉店になってしまったけど、あの父娘は支え合って生きていくでしょうね。
僕が仲里依紗ちゃんの存在を知ったのは、香取慎吾主演ドラマ「幸せになろうよ」のOL役です。
あの時と随分イメージが違って驚きました。
今時の女子高生を好演してました。
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