【映画】レッドクリフ PartII  

d0057574_20525680.jpg▼動機
Part1を見てしまったため
▼感想
創作三国志としては中々面白いんじゃないだろうか?
▼満足度
★★★★★☆☆ なかなか

▼あらすじ
西暦208年、中国。孔明(金城武)の奇策で曹操軍を撤退させた孫権・劉備連合軍だったが、食料不足と疫病のために戦意も尽きようとしていた。そこに曹操軍の2000隻の戦艦と80万の兵士が逆襲。司令官の周瑜(トニー・レオン)と孔明が作戦を仕掛けようとする中、周瑜の妻・小喬(リン・チーリン)がある行動に出る。




▼コメント
前作の次回予告で「レッドクリフ PartII」の前に「John Woo's」がつき、
これから先はあなたたちの見たことのない「赤壁の戦い」ですよ、とご丁寧に知らせてくれた本作だが、公開直前になって今度は「未来への最終決戦」とかいうおかしなタイトルがついてしまい、本当にいったいこの映画は観客をどこに連れて行く気なのかが、全く分からない状態になっていたのだが・・・

なるほど「ハリウッド式・赤壁の戦い」に連れて行くつもりだったのね。

ここまで潔くやってくれれば、そういうものだと認めるしかない。

d0057574_21253341.jpg
なんというかこの映画、演出的にやりたいことが先に決まっていて、それに対して伏線となるエピソードを用意しているような気がする。

たとえば、水上戦で炎の他に爆薬も使いたいがゆえに曹操軍に硫黄を持ち込ませたり、クライマックスに至る前にひとやま作るためにオリジナルキャラクターを作成してひっそりと殺してみたり、曹操軍を壊滅させたいがために小喬を敵陣に送り込んだり。
しかも、それに至る「理由・目的付け」までキッチリやっている。
非常に用意周到。
だから、あの人(もちろん龐統)がいないからアレ(もちろん連環の計)がないとか言う方に目を向けることはなるべくやめて、その代わりに出来たほうを楽しむことにした。
というか、楽しむことが出来た。

d0057574_21301519.jpg
さて、この映画はは不思議なことに
「予告編がとてもつまらなそうに出来ている」
という稀有な映画。

あの予告編をみて興味をなくした人も多いと思う。
私の周りの興味ありそうな面々もその口。
そして実は私もその口。

しかし予告編から想像されるような妙ちくりんさはこの物語にはなかった。
そこがちょっと意外でもあり、良かった点でもあった。

d0057574_21242473.jpg
なお、Part1の感想で懸念したとおり、Part2にもこの映画に至るまでのあらすじが上映される。
しかもPart1のあらすじを終了部分までバッチリと。
うーん・・・
これだけ丁寧にやられるとPart1を見た意味ってあるのかな?
ま、しょうがないか。
※ちなみに字幕版・吹き替え版共に日本語でのあらすじ紹介なので日本版にのみあるものと思われる。

というわけで、今作は写真がいっぱいあるみたいなんで、以下はそれをチョコチョコと使いながら感想を書いていきたいと思う。


d0057574_21194147.jpg
この映画でジョン・ウーは諸葛亮を人間として描きたかったのかもしれない。
諸葛亮のイベントは散々盛り込みながら祈祷シーンを排除したのはその為だろう。
あくまでも人の力によって悪を滅ぼす、という美学かもしれないが。

矢を回収するイベントは漫画で見るよりも実写の方が迫力があってよかった。
ただ、やっぱりあれだけスケスケだと船内にも矢は飛んでくるよね・・・
うまいことギャグシーンに使っていたが、実際かなりシャレにならない疑惑。

d0057574_2158100.jpg
ライバル周瑜。
というかむしろこっちが主演。
今回は最後の方以外あんまり見せ場はない。
しかしこの人、本当はいい男なのに、こういう格好しているとガレッジセールの毛深いほうに・・・
※Part1の時から思っていたのでつい・・・

d0057574_2127441.jpg
予告編で一番懸念していた小喬の立ち回りだが、これが思っていたより派手なものではなく「女性が自分に出来ることを精一杯やった結果」という好意的な目で見ることが出来るくらいには感情移入できた。
脱出のことをまったく考えていない行動だが、周瑜への愛と信頼が彼女を動かした、と好意的に解釈。

d0057574_2163523.jpg
たった一人でPart1をワクワク映画にしてくれたつみきみほ・・・もとい弓腰姫。
もちろんPart1に続きPart2でも大活躍。
彼女の出ているシーンはホント面白い。
役得?
食べ終わった団子のお椀を、さも当然のごとく兄貴のもってるお椀にぽんっと重ね、
そそくさ~っといなくなるシーンで思わず声を出して笑ってしまった。

で、その兄貴・孫権だが・・・
写真がないのでまあいいや。
この人だけPart1からの伏線を持っているが、些細なものなのでスルー。

d0057574_2125841.jpg
Part1では登場する度に「曹操」と落書きされてた曹操。
今回は最初の一回目のみ落書きされただけにまで昇格。
Part1の時はあまりの貫禄のなさに「えぇぇぇっ!」と思ったが、Part2になると慣れてきたのかそれとも別の方角を見るようになったのか、「こういう曹操もありかな?」とちょっと思えるようになった。
処刑の直前(直後?)に「まてっ!」と言ったのがお気に入りのシーン。

d0057574_2175517.jpg
でもってびっくりするほど見せ場のない劉備軍の将軍。
Part1から大活躍の趙雲がPart2でも大活躍を見せるくらいで、ほかの将軍はお客さん。
ただ、各将軍達が次々と兵隊をなぎ倒していく様は無双シリーズを彷彿させるので、ファンの人はワクワク見られるかもしれない。

d0057574_21114522.jpgd0057574_21121714.jpg
戦いのシーンは多分結構長い。
なにしろ、水上戦→攻城戦→場内戦と三段階で進む。
最終目的地は小喬が捉えられている敵の本丸。
とかやるとなんだか漫画っぽいが、雰囲気はまさにそんな感じ。
しかし見せ方が上手いのか全く飽きることはない。
破壊・爆破・炎上する船舶がおもちゃに見えなかったのも吉かも。
ちなみに深夜から始まった戦闘は翌朝まで続く。

d0057574_21161063.jpg
最後に、保留にしておいたPart1の満足度は、
★★☆☆☆☆☆ いまいち

正直、Part1はあんまり意味がない。
というかPart2だけ見れば済む作りになっているので、こっちだけ見ればよし。
まあ・・・両方とも無料鑑賞券を使った私が言えることじゃないかもしれないが、二本あわせて2,400円までって所かな?
もちろん、飲み物代と食べ物代を含めてで。

以上、いつもよりも長めの感想文。
写真がいっぱいあったので、今回はちょっとがんばった。

≪追記するコーナー≫
シーンチェンジの際に布をバサっと切る様なエフェクト。
あれがなんだか気持ちよく、とても楽しかった。

▼状況
MOVIX伊勢崎にて無料鑑賞券で鑑賞
▼観客
若干小さなスクリーンに移動したもののそれでも100人近くは入っていた。

▼対象
龍狼伝などの創作三国志だと思って楽しめる人、もしくはそんな興味ない人
▼見所
曹操の陣営で行われているカンフーサッカー
[PR]

by unknown0083 | 2009-04-18 18:00 | 映画

<< 【映画】クローズ ZERO II 【映画】ワルキューレ >>