【映画】グラン・トリノ  

d0057574_2218060.jpg▼動機
「チェンジリング」が素晴らしかったので
▼感想
満足度につけるが足りない
▼満足度
すごすぎ

▼あらすじ
妻に先立たれ、息子たちとも疎遠な元軍人のウォルト(クリント・イーストウッド)は、自動車工の仕事を引退して以来単調な生活を送っていた。そんなある日、愛車グラン・トリノが盗まれそうになったことをきっかけに、アジア系移民の少年タオ(ビー・ヴァン)と知り合う。やがて二人の間に芽生えた友情は、それぞれの人生を大きく変えていく。




▼コメント
以前、映画「チェンジリング」の感想文を読みにブログめぐりをしている時に、とあるブログでこの映画のことを知った。
その感想文は「チェンジリング」の感想であるのにも関わらず、本作「グラン・トリノ」の印象を強烈に私に焼き付けた。

あれから待つこと数ヶ月、結構多くの劇場で公開されることが決まったのだが、「チェンジリング」の時にそうだったように、あまりにもいい映画を見てしまうとその先他の映画を観ようという気が起きなくなることを懸念して、なるべく多くの映画をこの映画を見る前に見ておこうと、この映画の公開前に色々とスケジュールを詰め込んだ。
その為、連日映画という感じになってしまった日もあった。

その中で、先日見た「スラムドッグ$ミリオネア」がかなりのできの映画だった為に妙にうずうずしてしまい、見たい映画の全てを見たわけではないのだが、ちょっと時間が空いたのを見計らって「グラン・トリノ」を観賞しに行った。

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あらかじめ凄い凄いとは聞いていたが、まさかこれほどまでに凄い映画だとは思わなかった。
去年から付けはじめた「満足度」というポイントは、個人的にフレキシビリティがあって便利なポイントだと思っていたのだが、まさかこの範囲に収まりきらないような映画に出くわすとは、全く想像もしていなかった。
一応、今回つけたポイントは範囲外用に用意したものだが、この映画を同じように表現するならば、それをさらにキラキラと点滅させた上、クルクルと回って踊りだすくらいまでやらないと、到底表現することはできないと思った。

この映画は語る気になれば幾らでも語れる要素があると思う。
しかし私はあまり軽々しく語りたくない。
それは、どんなに筆舌を尽くしてもこの映画の本質には届かないような気がしているから。
だが、高尚過ぎて出が届かないというような事はない。
なんていうんだろう。
言葉にするのはちょっと難しい。

だからまずは、何も語らずに静かに一人の男の生き様を見守る。
そして彼が残そうとしたものの重さを噛みしめる。
それが一番なんじゃないかと思った。

色々と語るのは知識と経験と言葉が追いついた後でいい。

≪一言コーナー≫
いい画像が沢山あったので、キャストに合わせて一言づつ。
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古きアメリカの象徴ともいえる役柄に挑むクリント・イーストウッド。見方によればカウボーイのようにも見える。低くつぶやく様がとても似合っていた。
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ヘタレ少年と思いきや意外と芯はしっかりしていた少年タオ。祖父と孫ほど歳の離れた二人が意外にも親子のように見える瞬間があったのはこの映画の奇跡のひとつか。
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タオの姉スー(アーニー・ハー)。物語を進行させる役回りを担当。全く可愛くはないのにどこかチャーミングな感じがするのはやっぱりこの映画のなせる奇跡か。
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最高に傑作なイタリアンバーバー(?)日本でやったらとんでもないことになりそうな気配のする「男の会話」というものを堪能させてもらった。

≪追記するコーナー≫
グラン・トリノに乗って海岸線を走るシーンで助手席に乗っているのがヤムヤムではなくてデイジーだったところがこの映画を象徴しているような気がした。
このシーンが一番の感動ポイントだった。

▼状況
MOVIX伊勢崎にてレイトショウで鑑賞
▼観客
30名程度(祝日だったためかカップル指数高し)

▼対象
映画ファンであれば見逃す手はないかと思われます
▼見所
見所じゃないところがないと思う
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by unknown0083 | 2009-04-30 22:49 | 映画

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