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【映画】劔岳 点の記  

【映画】劔岳 点の記_d0057574_23101431.jpg▼動機
景色がキレイだったので
▼感想
DVDに付くであろう特典映像を見たい
▼満足度
------- おいとき

▼あらすじ
明治40年、日本地図完成のために立山連峰、劔岳への登頂に挑む、陸軍測量手の柴崎芳太郎(浅野忠信)ら7人の測量隊。山の案内人、宇治長次郎(香川照之)や助手の生田信(松田龍平)らと頂への登り口を探すが、生田が足を滑らせけがを負ってしまう。大自然の厳しさを見せつけられた測量隊だったが、柴崎と宇治はある言葉を思い出す。




▼コメント
満足度がおいときなのは、とある事情でとても集中できる環境になかった為。
もう少し落ち着かないと採点は難しい。

【映画】劔岳 点の記_d0057574_23104068.jpg【映画】劔岳 点の記_d0057574_23105473.jpg
映し出される景色は非常に美しく、それだけも満足できそうな映画。
しかし、浅野忠信と宮崎あおいによる「それは明治じゃないよね?」っと思わず言いたくなるような現代劇風のお芝居が、ところどころで水をさす。
時折現れる仲村トオルも、お芝居は「まぁ、明治っぽい?」という感じだがメイクや髪型がまるっきり昭和のものなので、ここでもまた現実に引き戻される。
香川照之が明治人間になりきっていただけに、いろいろともったいない感じ。
※特に、完全に人物を作りこんできた香川照之と、あくまでも自然体演技にこだわった浅野忠信のアンバランスな会話シーンがとても気になった。ここはアフレコでもなんでも使って、どうにかしないといけなかったんじゃないだろうか?と思う。

それと、私は全く気にしてなかったのだが、同行人が激しく気にしていたのは
「あんな格好で山が登れるかっ!」
っという所。
なんとなく、プロい人たちならそれで行けちゃう様な気もするし、もうちょっとちゃんとした格好あるんじゃない?という気もする。この辺は微妙かな。
でも仲村トオルのいつでも爽やかにサクサクした髪型は「ないわ・・・」っと思って見ていた。

【映画】劔岳 点の記_d0057574_23121948.jpg【映画】劔岳 点の記_d0057574_23123199.jpg
大自然の中でしか取れない映像にこだわって、この時代にノーCGで完成させたのは確かに凄いことだと思うのだが、あまりにも素晴らしい映像が多かったため、「それをどうやって撮ったのか」が気になって仕方なかったのはプラスなんだかマイナスなんだか。

なんとなく、完成した物語や映画よりも、撮影中の方がドラマティックだったんじゃないかと、そんな事を想像させるふしぎな映画だった。

≪追記するコーナー≫
「雪を背負って~」の件は、かつてはその地域の多くの人に知られていた言い伝えのようなものだったものが、地域信仰によって徐々に忘れ去られていき、いまでは行者のグループ(宗派?)にのみ伝わる言い伝えのようなものになってしまった、と解釈。
後の世界で勝手に作られた神様なんて、どう考えたって胡散臭い。

≪蛇足するコーナー≫
浅野忠信、宮崎あおい、役所広司と連続で出てきたので一瞬「青山真治?」と勘違いしそうになったのは私だけじゃないはず・・・

▼状況
イオンシネマ太田店にて特別鑑賞価格で鑑賞
▼観客
80名強(平均年齢驚くほど高し!)

▼対象
CG使ってるヤツなんか映画じゃねーぜ!っという硬派な方
▼見所
富士山と雲海 ※故に、あえて画像は貼ってない

by unknown0083 | 2009-06-20 16:50 | 映画

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