【映画】レスラー  

d0057574_22335998.jpg▼動機
予告編を見て名作だと確信した
▼感想
凄い!
▼満足度
★★★★★★★ まんぞく

▼あらすじ
かつては人気を極めたものの今では落ち目のレスラー、ランディ(ミッキー・ローク)。ある日、ステロイドの副作用のために心臓発作を起こし、レスラー生命を絶たれてしまう。家族とはうまくいかずストリッパーのキャシディ(マリサ・トメイ)にも振られ、孤独に打ちひしがれる中で、ランディは再びリングに上がる決意をする。




▼コメント
最近になって映画を観始めた私にも、最近全然名前を聞かなかったなっと思われるミッキー・ロークを主演に持ってこられたことで、この映画は殆ど完成していたように思う。

これはきっと主人公ランディの物語でもあり、ミッキー・ローク本人の物語のようでもある。

とにかく凄い。
素晴らしい。

プロレスというショーを観客に見せるためにどんな仕掛けを行うか、それを念入りにミーティングするシーンがあるが、レスラー全員が対戦相手に敬意を表しているところが素晴らしい。
プロレスは一人ではできない。必ず対戦相手が必要。だからお互いに認め合い尊重しあうことがまず必要。間違っても「もう引退しろ、このロートルが!」などと言う輩はいない。「あなたと試合ができて光栄です」と敬意を表する。うん。とても良い。

レスラーであり続けるために、老体(レスラーとしては)に鞭打ってトレーニングを重ねるランディ。ステロイド剤で体を維持しつつ、日焼けサロンで体を焼く。
己がまだレスラーであることのプライド。

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だが、突然の心臓発作でレスラーを辞めざるを得なくなる。
生きがいを失った彼は、新たな生きがいを見つけようと奔走する。
平穏な暮らし、普通の人生、在り来りな毎日。
しかし、それを求めようとしても世間はあまり優しくない。

あくまでも彼の世界はリングの中で解決しており、それ以外は外の世界。
外の世界で生きていく為の、ごく当たり前の事ができない彼を待っていないのは、
取り返しの付かない喪失。
端から見れば自業自得なのだが、そんな事すら彼はできないくらいに、
彼はレスラーでありすぎた。

彼は苦悩する。
そして気付く。
まだ全てを失ったわけじゃない。
まだ動くこの体が残っている。
まだ賭けるべき情熱がある。
自分が生きる世界はあくまでもリングの中のある、という事を。

最後に彼に残されたものは「誇り」
孤独を背負い、誇りを胸に秘める男の姿は美しく、
ただそれだけで見るものに感動を与えてくれる。

≪追記するコーナー≫
半ドキュメントタッチの編集とザラッとした映像がとても印象的だった。

▼状況
MOVIX伊勢崎にてレイトショー価格で鑑賞
▼観客
結構年配の方がそれなりに

▼対象
映画が好きな男性であれば必ず見ておくべきかと
▼見所
私、60~70年代と90年代半ばの音楽が好きなんで、そこの意見は合いそうにない・・・
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by unknown0083 | 2009-06-17 20:20 | 映画

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