【DVD】黄泉がえり
2009年 09月 04日
▼状況弟のライブラリより拝借
▼動機
多分弟の奨め(違うかも)
▼感想
当時は仕掛けにびっくりしたが今見ると物足りない
▼満足度
★★★☆☆☆☆ あんまり
▼あらすじ
熊本県阿蘇地方で死んだ人が蘇るという超常現象が起こる。厚生労働省職員の川田平太(草彅剛)は、現象の謎を探るため、自分の生まれ故郷でもある現地に赴く。そこで、川田は死んだ親友のフィアンセだった橘葵(竹内結子)と再会する。葵もまた海で死んだ恋人・俊介(伊勢谷友介)の黄泉がえりを待ちわびていた。
▼コメント
ファンタジーでよかったんじゃないかな・・・
別にこの映画を全否定するわけじゃないんだが、主人公パートともいえる謎を追っかけるパートと、RUIのライブが浮いていた。
黄泉がえった人たちの物語が切れ切れのイメージになってしまったのがもったいない。
紹介された人間以外にも黄泉がえった者が沢山いるという設定なのだから、そっちを上手く使って、黄泉がえったもの、黄泉がえらせたもの、そして再び失うものの、悲哀と焦燥を丹念に描いていけば、もっと面白くなったかもしれない。
それをやらない代わりに、主人公パートに仕掛けたミステリーと、RUIパートに仕掛けたミスリードを、楽しませようとしたのか、結局それだけの映画になってしまったという感じ。
まぁ・・・単純に主人公達に感情移入できなかったっという話もあるんだが。
相手の話を聞きもしない一方的なすれ違い劇ってイラっとするだけなんだよね・・・。
色々な意味で、もうテレビでは見ることの出来ない本作。
一応DVDもってて良かった・・・っという映画ではあるのかも知れない。
≪追記するコーナー≫
劇によって文部省だったり厚生労働省だったりする草彅剛。
不思議といつもちゃんとそれっぽく見えるのが謎。
居酒屋での些細な会話が微妙な二人の距離と関係を的確に表していた。
役所務めの人間には全く見えない竹内結子。
何が悪くてそう見えないのかは謎だったが、序盤のサバサバした感じはちょっと好感。
でも自分の正体を知った後のジメジメ感で大きくマイナス。
「ほら、あたし可哀想でしょ?」っという演技になってしまうこの人には向かない設定。
歌姫というにはあまりには稚拙な柴咲コウ。
曲がヒドイと言うのもあるかもしれないが、この人に歌手役をやらせるために、一体どれだけの力が裏で働いたのだろうかと疑問に思うくらい、歌姫には見えない有様。
あの曲のあの歌の、どこに熱狂すればいいのか、全く分からない。
とか何と言ってみたが、その3年後に出した「影」という曲は結構好き。
実際に野球をやっていたあの人よりいい玉を放る東新良和。
単独でいる分には、そんなにしっかりした兄には見えなかったが、一緒にいるのがアレだったのがかなり救いか?
最近見ないが元気でやっててくれといい。
最初に見たときに「なんでこの子をわざわざアップにするんだろう」と思った、市原隼人を蘇らせた女子生徒。
この映画が上映されたのが2003年1月、DVD化がその半年後。
彼女がブレイクするきっかけとなった映画はその翌年の公開。
世間はまだ長澤まさみを知らない。
あとは・・・
市川染五郎だとばっかり思っていた俊介が伊勢谷友介でびっくり。
この頃から大根の貫禄を見せ付ける伊東美咲にびっくり。
”社長”がこんなところでミュージシャンやっているのにもびっくり。
▼対象
これ、レンタルできるんだろうか?
▼見所
ビデオを見る哀川翔
by unknown0083 | 2009-09-04 23:02 | 映画


