【DVD】天国はまだ遠く
2009年 10月 04日
▼状況レンタルDVDにて
▼動機
原作読者なので
▼感想
キャストを若くした弊害が発生
▼満足度
★★★★☆☆☆ そこそこ
▼あらすじ
夜の宮津駅からタクシーに乗った千鶴(加藤ローサ)は、運転手に人のいない場所に連れて行ってほしいと告げる。ほかに客のいない民宿たむらに案内された彼女は、その晩に意を決して大量の睡眠薬を服用し自殺を図る。だが失敗に終わり、32時間も眠り続けた後に目を覚まし、自給自足の生活を送る宿の主、田村(徳井義実)とともに朝食を取ることになる。
▼コメント
メインキャストを原作よりも随分と若い設定にしてきたのは、前作「夜のピクニック」で少ししか使えなかった加藤ローサを今度はちゃんと使いたかったからなのだろうか?
これにより物語が軽くなってしまっているのは難点。
これが「自殺しよう」と思い立つ動機の軽さにつながり、全体的に後一歩という雰囲気になってしまった様に思う。
また、田村の設定をちょっと味付けしたところがあったが、そのあたりが最終的に上手く機能しているとはいいがたい出来だったのは残念な所。

それと、序盤で気になったのは、
徳井義実・加藤ローサ・田舎のテンポがそれぞれ違う所。
田舎のスピードを4とするならば、
徳井のスピードは6、
加藤のスピードは2、
という感じ。
後半になって徳井が若干テンポを落とした為バランスが取れたような感じになったが、そこまでが非常にちぐはぐ感が否めなかった。
※ここは経験者である加藤ローサが何とかしないと・・・
まあ、それ以外は可もなく不可もなくまとめたかなという感じ。
若干恋愛要素にベクトルを振ったのは戴けないなと思いつつも、この映画のターゲットが30代周辺の女性であることは明白なので、そのくらいのサービスは大目に見ようということで、あまり苦言はしないことにする。
ただこの物語は原作の段階から、登場人物の誰も彼もが、何も得ず何も失わない物語なので、そういう意味では全く映画向きではないのだが、「心の休息」を求める人がこの映画を鑑賞し、加藤ローサに自分を投影することで、それを得た気分に慣れとするならば、それがこの映画の価値になるような気がする。
もっとも、加藤ローサに自分を投影できるほど自信のある人が、心の休息を必要とするかどうかってところは別問題。
≪追記するコーナー≫
この映画で驚いたところはふたつ。
ひとつは徳井義実がなかなかいい芝居をしていた事。
ひとつは郭智博が変装(?)して出てきたこと。
加藤ローサは相変わらずの演技で、ある意味期待通りという感じ。
▼対象
本文中に記載
▼見所
色々な意味でこの主演は田畑智子あたりが適任だったような・・・
※「夜のピクニック」つながりで言えば貫地谷しほりあたりでもいいかな?
by unknown0083 | 2009-10-04 22:38 | 映画


