【映画】私の中のあなた  

d0057574_22115683.jpg▼動機
私好みの映画かもしれない
▼感想
この題材で家族愛はもったいない
▼満足度
★★★★☆☆☆ そこそこ

▼あらすじ
白血病の姉(ソフィア・ヴァジリーヴァ)に臓器を提供するドナーとして、遺伝子操作によって生まれた11歳のアナ(アビゲイル・ブレスリン)。彼女はこれまで何度も姉の治療のために犠牲を強いられてきたが、母サラ(キャメロン・ディアス)は愛する家族のためなら当然と信じてきた。そんなある日、アナは姉への腎臓提供を拒否し、両親を相手に訴訟を起こす。




▼コメント
この映画のリーフレットを劇場で見つけたとき、
これは私好みの映画を発見したと喜んだ。

「私はもう姉さんの為に自分の体を犠牲にするのはイヤなの。
 今まで私は姉さんの為に色々なものを犠牲にしてきた。
 私は私!
 もう姉さんの病気に振り回されるのはまっぴらなの!」

的な愛憎どろどろな家族劇。
こういう映画を見ないで一体何をみるんだ?
などと、思っていたのだが、上映開始わずか数分。
アナが弁護士事務所に向かう直前のシーンで、兄が妹に協力している事を知り、絶対にそういう映画じゃないという事に気付いた。

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とすると、どういう映画なんだろうと、その時点でシナリオを再予測。
姉を見殺しにするような裁判に兄が加担している理由を「アメリカ式」に考えれば答えはひとつ。
それが見事なくらいに的中してしまった。

なので、もしもこの「訴訟の謎」が物語のヤマだとするならば、私は全然楽しめなかったことになるのだが、多分この物語はそこでびっくりする人用には作られていないような感じがした。

d0057574_22233240.jpgこの映画の中で描き出されたのは
「ひとつの家族の命の軌跡」
姉の発病、生まれた理由、戦う母、姉の恋愛など。
個人的には「失読症」になっていた弟に対して姉の語った「私が家族の関心を奪った」という呟きが非常に印象的だった。

それでも、当初思っていたような物語が見たかったという部分もあるので、感想は少なめ。
もう少し終末医療の部分を絡めた社会派ヒューマンドラマっぽくなるかなっと思っていただけに、この題材で家族愛に落ち着けてしまうのは少々もったいないと感じた。

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さて、この映画の原作は刊行時様々な論議を巻き起こしたという。
でも、その論議は、
1.姉のドナーと為に遺伝子操作した妹を生み出した事
2.それを本人に喋ってしまっていること
3.アメリカ式の終末医療に対する考え方
のどれに対してなのだろう?
煽りは1についての物っぽかったが、基本的にそれくらいしか使い道のない遺伝子操作において、わざわざ技術大国アメリカで問題にするほどの事でもないと思うので、もしかしたら3なのかもしれないなっと思った。

≪追記するコーナー≫
ロマンチックコメディ専門という印象があったキャメロン・ディアスが母親役という事で、ここが一番気がかりだったのだが、全く違和感はなかった。
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これは、基本的に自分が幸せになることしか考えていないロマンティックコメディの主役と同様に、自分の正義が全てだという役柄だったので違和感がなかったのか、それとも、元々そういうスキルは持っていたのに見せる機会がなかったなかっただけなのか、どうなのだろうか。

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それともうひとつ。「リトル・ミス・サンシャイン」のアビゲイル・ブレスリンが、ちゃんと大きくなっていたことがなんとなくうれしかった。

▼状況
イオンシネマ太田店にてサービスデー価格で鑑賞
▼観客
50名弱(カップル少な目)

▼対象
どうだろう・・・多くの人が感動するような、そういう映画じゃないと思う
▼見所
「行かないなら離婚だ」をキャメロン・ディアス相手に言える旦那様
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by unknown0083 | 2009-10-12 10:50 | 映画

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