【映画】アウトレイジ  

d0057574_15543384.jpg▼動機
北野武最新作
▼感想
非常にスッキリ!なぜだろう?
▼満足度
★★★★★★☆ いいかも

▼あらすじ
関東一円を取り仕切る巨大暴力団組織・山王会組長の関内(北村総一朗)が若頭の加藤(三浦友和)に、直参である池元組の組長・池元(國村隼)のことで苦言を呈す。そして、加藤から直系ではない村瀬組を締め付けるよう命令された池元は、配下である大友組の組長・大友(ビートたけし)にその厄介な仕事を任せる。こうして、ヤクザ界の生き残りを賭けた壮絶な権力闘争が幕を開けた。




▼コメント
鑑賞前に同行者と「誰が生き残ると思うか?」という予想を立ててみた。
二人でそれぞれ別の俳優を予想して、
それが見事に的中していた。

こういう場合、なんのかんのと難癖をつけてしまうのが私の性分なのだが、
今回は不思議とそんな気分にならなかったのは、
きっとこの映画がとても面白かったからだと思う。

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徹底した暴力描写で、時にやりすぎ・見せすぎという場面も確かにあったのだが、殆どの登場人物がそれを覚悟した歌での世界に生きているという事がわかるようになっていたので、観客はそこに入り込むことなく、外から眺められる用に作られていたのがまず好感。

また、一般人が抗争の被害を被らなかったことも、後味の良さを出している気がした。
※大使館員は自業自得ということで・・・

見所はきっと、あまり悪人をやらなさそうな俳優が揃って悪役をやっているところで、しかもそれがかなりの豪華キャストで、捨ててしまっても良いようなキャストが皆無だったこと。
それぞれの俳優がそれぞれに魅力的で、殆どの登場人物が記憶に残るというのはなかなかないように思う。
コレだけの俳優を使ってこのバランス取りはホント凄い。

バランスといえばシリアスとコメディのバランスもかなり良かった。
コメディパートでは上手く肩の力を抜かせて、次のシリアスな場面に備えさせるような、
オンとオフの感覚が絶妙だったような気がする。

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とりあえずこの映画は、
感動したり、
大笑いしたり、
考えさせられえたり、
何か得られたり、
というような映画ではない。
ただ、見たことでやけにすっきりさっぱりとする映画。
これは一体何なのだろう?
未だに答えは出ない。

≪追記するコーナー≫
椎名桔平と加瀬亮がやけに上手かったので、多くの場面で一緒にいるビートたけしの演技がちょっと稚拙に見えたのがもったいなかった気がした。
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しかし、全編通して使用された「バカヤロー」「コノヤロー」という台詞は、やはりビートたけしが一番しっくりきていたのが面白かった。
女っ気のほとんどない画面構成にも好感。

≪蛇足するコーナー≫
「TAKESHI'S」「監督バンザイ」「アキレスと亀」と三作続けて内向的な映画を撮った、その「反動」と「開き直り」がいい具合に機能したのかも知れないと思うとともに、確かにこれは外国人には理解できないなと思えたあたりに、なんとも表現しがたい潔さのようなものを感じた。

▼状況
MOVIX伊勢崎にて特別クーポン券にて鑑賞
▼観客
50名強(なぜかカップル多し)

▼対象
ヴァイオレンス描写に抵抗のない人
▼見所
「コノヤロー」
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by unknown0083 | 2010-06-19 15:20 | 映画

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