【映画】Dear Friends  

d0057574_23385643.jpg■状況
109シネマズ佐野にてサービスデー価格で観賞
■動機
本仮屋ユイカ観賞
■感想
女子中高生はこういうので泣くのね

■あらすじ
「友達は必要な時に利用するもの」 そう言い切る女子高生のリナ(北川景子)はある日突然の病魔に襲われる。絶望に暮れる彼女の前に、小学校からの同級生・マキ(本仮屋ユイカ)が現れる。




■コメント
原作はYoshiのケータイ小説です。
実は私、原作を読もうとしましたが、書店で手にとって開いてみると、横書きで、情景・心理描写なし、行動と会話のみでつづられる作文調の文章に、軽い眩暈を起こしてその場において帰りました。
聞くところによると、持ち味の過激描写が削除されていたり、何名か重要人物が削除されていたりと、人物設定や事件・エピソード等を使用したほぼオリジナルの脚本になっているようです。

本作、マキ役の本仮屋ユイカを見に行ったので正直内容までは知らなかったのですが、女同士の友情を描いたものだと思われます。
原作者の意図がどこにあるのかはわかりませんが、雰囲気はそういう感じだと思いました。

結論から先に言うと、非常に惜しい映画です。
スタートをリナ(北川景子)の逃亡シーンからマキ(本仮屋ユイカ)の子供時代の回想シーンに変え、劇中に流れるマキによるモノローグを全てカットするだけで、随分と印象が変わり大人の観賞にも耐えうる映画になったんじゃないかと思います。

この映画はリナの視点で進むため、いかに素早くリナの本心を見抜き、感情移入できるかに掛かっていますが、本編はそれを拒否するかのように進みます。
冒頭で拒否反応を起こしてしまった人などは、なかなか感情移入できなかったんじゃないかと思います。
また、そういう人を掬い上げる為にマキによるモノローグを使っているような節が見えますが、それがかえってわざとらしく聞こえてしまってます。

主演の北川景子は十分な演技をしていると思います。
冒頭でリナという役に偏見を持たなければ、リナのああいった性格も理解できるようにしている彼女の演技力はたいしたものだと思います。
監督はもっと、彼女の演技力を信頼した方がよかったかもしれません。

内容に関しては・・・
まあ、オイオイそれはお粗末だろう・・・っと言えるシーンがあり思わず苦笑してしまいました。
映画化するにあたり脚本を書き直すわけですから、これは変だろうっというシーンは書き直したほうがよかったんじゃないかと思います。
たとえば・・・
リナの病状悪化が本人に伝わるシーンで、看護師の雑談から本人に知れ、慌てた看護師が婦長に相談した際にマキにも知れ・・・ってそんな病院願い下げです。
リナ脱走の際、マキはどうやってリナの居場所がクラブだとわかったのだろう・・・マキの友人は知る由もなくリナの知人はマキを相手にしないだろう状況下で。
リナに生きる希望を与えたマキはリストカット常習者という矛盾。生きたいのか死にたいのかこの際ハッキリさせましょう。


この映画、おそらく北川景子に重点を置きすぎたせいか、他が随分とおざなりになっているなという印象を受けました。
しかしそれは逆に、北川景子が美しく優雅にそしてエロティックに撮れていれば、多少シナリオが変だろうが、本仮屋ユイカの演技が可笑しかろうが、父親が前半以降出てこなくなろうが、そんなことは些細なことだっという製作者サイドの開き直りなのかもしれません。
そしてそれは悔しいかな、間違いなく成功していると思います。
※本仮屋ユイカは次の映画で見ることにします・・・

≪追記するコーナー≫
館内は女子中学生と思わしき人間ばかりでした。一部女子高生もいたと思います。※私服ですとあまり見分けはつきません
隣に座っていた女子中学生は上映中終始泣いていました。アレだけ泣ければ元は取ったと思います。(何の元かはわかりませんが・・・)
※さらにその女子中学生は予告編で流れた「僕は妹に恋をする」を見ながらも泣いていました。若いってスバラシイとつくづく思いました。

■対象
女子中高生と原作のファンの人
■見所
ベッドでごろごろするシーン(寝返りは秀逸)

by unknown0083 | 2007-02-12 13:20 | 映画

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