人気ブログランキング | 話題のタグを見る

【映画】墨攻  

【映画】墨攻_d0057574_2263966.jpg■状況
イオンシネマ太田店にて映画の日価格で観賞
■動機
友人のお奨め度がちょっと高かったため
■感想
ちょっと難しかった

■あらすじ
舞台は古代中国、墨家は少しづつその体制を変え、権力との結びつきを謀ろうとしはじめた時代。墨者の革離(アンディ・ラウ)は、趙に攻め入られた燕の梁城城主の依頼により、単身梁城を訪れる。




■コメント
まず、原作も漫画版も読んでいない私には、少々難しい内容だったことを記載しておきます。

いろいろありますが、名前が覚えづらいというのが一番大きいところです。
字幕の漢字と画面からの音が一致しないので、とても戸惑いました。
また、内容的にはおそらくフィクションのドラマなんですが、歴史的な事項も混ぜて語られるため、本当にあった話なのかと勘違いする部分も少しありました。

予告編やテレビCMなどで流れる「10万人対1人」というキャッチフレーズは、映画のタイトルからたった一人で「攻め落とす」物語と、私を勘違いさせていましたが、これは逆で「守りきる」話だということで興味を持ちました。
主人公・革離は指揮官となって城を守る戦術を練るので、これなら一人で戦わなくてもいいわけです。

矢を改造して遠くに飛ばせるようにしたり、火矢から城を守るためにアイデアを出したりと、序盤はなかなか楽しませてもらえます。
中盤以降、戦術やアイデアよりも国の内部事情に話が移るとなんだかよくわからない展開になってしまうのが残念です。

騎馬隊の逸悦(ファン・ビンビン)との件は、革離を悩ませますが、同時に観客も悩ませるものとなっていると思います。
目の前のこともちゃんとできない人間が兼愛などといわれても、今ひとつピンとこないです。

また、皇子である梁適(チェ・シウォン)も最初あれだけ反発していていつの間に理解しあったのかわかりませんでした。
脱出を助けてくれた際など、弓使いの人とと勘違いしてしまいました。

その他、水路を掘った人は覚悟の上だったのかとか、牢に落ちた靴の謎とか、梁適にあたるのを覚悟でなぜ弓を撃ったのかとか、逸悦は結局なんのためにいたのかなど、鑑賞中に疑問に思ったことが多々あります。

この映画は、様々なところにわからない箇所が多く、それがわかるひとならば楽しめるのではないかと思います。
※わかった後、納得いくかどうかという問題はありますが・・・
派手なアクションはありませんが、アンディ・ラウの抑えた演技は見ごたえあると思います。

■対象
古代中国に今日にある人と香港映画になれてる人
■見所
ダイブ

by unknown0083 | 2007-03-01 21:30 | 映画

<< 【日記】映画を見に行く 【GNO2】12Day アフリ... >>