【映画】大日本人
2007年 06月 06日
■状況109シネマズ佐野にてレイトショウで観賞
■動機
松本人志初監督作品
■感想
松本人志の松本人志による松本人志の世界
■あらすじ
※書いたら台無しなので記載せず。
■コメント
いつものように軽いネタバレありのつもりでサクサク書いていくと本当に台無しになりかねませんので、今回は慎重に書いてみます。
また、予めお断りしておきますが、私はダウンタウンおよび松本人志に対して特別な思い入れはありません。
最近映画を観はじめた"観賞ビギナー"の感想だと思ってください。
この映画は松本人志の映画です。
上映前に内容に関する情報をシャットアウトし「松本人志第一回監督作品」というキャッチコピーからもわかるように、この映画は松本人志が作ったということが最大の売りになっています。
これは「恋愛物」「ホラー」「SF」などのジャンルと、同等に扱われるキーワードだと思っていいと思います。
つまり映画のジャンルは「松本人志」ということになります。
映画内全編に流れるすこし緩めの空気や独特の間のとり方などは、まさに松本人志のもつ空気感そのもので、よくもこれだけのものをフィルムに閉じ込めたものだと驚きました。
各シーンに小さな仕掛けが色々とあり、そういった所からも松本人志らしさを感じることが出来ます。※私はあまり気付きませんでしたが。
主人公・大佐藤も松本人志を反映したキャラクターになっているようで、それに気付くか気付かないかで物語の本質が大きく変わってくる部分があります。
彼の話す内容にはマスコミや社会情勢に対する風刺のようなものを感じることができ、それが松本人志本人のまわりで行われていることであることは想像に容易いです。
※上から目線のTVディレクター、視聴率重視のマネージャー、スポンサーの意向、見えない大衆の悪意など、様々な問題がそこには露わになっています。
映画を撮るということが自己を表現するということだとすれば、この作品は立派に映画として成り立っていると思います。
ただ、自己表現が多く前面に出ているため、解る人と解らない人、楽しめる人と楽しめない人が出てきてしまうのもまた事実です。
この映画は松本人志そのものだと思います。
彼のファンであればあるほどより深く楽しめる作品だと思います。
お笑い芸人が映画を作ったということだけで、大衆向きの娯楽映画だと期待して観にいくと大変なダメージを受けると思います。
あまり松本人志の事を知らない人は、”松本人志が映画というプラットフォームを使って映画用に仕上げた壮大なコント”を観にいくつもりで行くといいと思います。
≪追記するコーナー≫
表現のプラットフォームをテレビから映画に替えた事で、テレビの呪縛から離れることができ、ある程度自由に自己表現できるようになったのではないかと思います。
今のテレビは、視聴者の趣向や出演者の意向などお構いなしで、スポンサーの顔色ばかりを伺っているような気がします。そんな状態では自分のやりたいこと、面白いと信じるものは出来ないと踏んだのでしょう。
いい決断だと私は思います。
映画のメリットは、観賞前の段階で観客が選んでくれるというところにもあります。
興味がなければ見なければよし。興味ある人だけ見てくれればいい。
そんな潔さも少し感じました。
■対象
松本人志ファンであればあるほどより深く楽しめる作品だと思います。
■見所
別に怪しくはないもんね・・・
by unknown0083 | 2007-06-06 21:00 | 映画


