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【映画】監督・ばんざい!  

【映画】監督・ばんざい!_d0057574_20364134.jpg■状況
MOVIX伊勢崎にて無料鑑賞券で観賞
■動機
北野武の暴走度を見てみたかった
■感想
思ったよりはまとまっていて驚いた

■あらすじ
得意のギャング映画を二度と撮らないと宣言してしまった映画監督(ビートたけし)は別のジャンルでのヒット作を目指し試行錯誤する。小津安二郎作品風、恋愛映画、昭和ノスタルジー等、様々なジャンルに挑戦するもなかなかうまくはいかない。




■コメント
予告編を見た限り、もっとぐっちゃぐちゃになっていてまとまりのない映画だと思っていました。
全てのジャンルの映画が、監督の現実を間に挟みながらナレーション(声:伊武雅刀)つきで再生されるため、特に難しいということもなく、どちらかというと親切な印象を受けました。

映画は、監督の現実世界と監督の創作した映画内映画が交互に繰り返され、1本のジャンルの中でも数回やり直したりするものもあり、なかなか楽しめます。
ジャンルは、ギャング映画、小津安二郎調、恋愛映画、昭和30年代、ホラー映画、忍者映画、SF映画の7種類で、かけられている時間はおそらく均等ではありません。
比較的真面目な作りになっているギャング映画以外、小ネタ・大ネタを用意し至るところに笑いがあるのが特徴です。

映画の中に流れる空気は、映画監督・北野武のものというよりは、芸人・ビートたけしのもつ空気に近いように感じました。
小津、恋愛、昭和は目の付け所がいかにもビートたけしのものですし、非常に格好のよかった忍者映画にさえ笑いどころを作ったり、都合の悪いところは人形で煙に捲いたりと、どちらかというとビートたけしの空気感のような気がします。

実はこの映画、北野武が一度は撮ってみたかった映画の総まとめではないかと思います。
穿った観方をすれば、北野武の目線で今流行の映画および過去に自分で撮った映画を皮肉っている(もしくはパロディにしている)ようにも見えますが、本当は自分もそういうジャンルの映画を撮ってみたかったのではないかと思います。
※一番撮りたかったのは昭和で、次が小津調、SFと想像します。

アイデアがあっても、それを形にするのは難しい事だと思います。
おそらくこの映画を撮れたことで、監督は非常に満足しているのではないかと思います。
そんな意味での「ばんざい」のように私は感じました。

≪追記するコーナー≫
小津、恋愛、昭和についてはスゴイ目の付け所に始まった瞬間からクスクス笑ってました。
ホラーについてもあまりなやっつけ感(狙っての事でしょうが)にクスクス笑ってました。
SFについては話が繋がっているようなないような作りで少々困惑気味でしたが、ただのネタかと思ったことが後で回収されていて驚きました。

■対象
それでも万人受けする映画とは思えません。
■見所
それでもギャング映画が一番生き生きとしているところ

by unknown0083 | 2007-06-10 12:00 | 映画

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