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【映画】遠くの空に消えた  

【映画】遠くの空に消えた_d0057574_13252837.jpg■状況
109シネマズ佐野にてシネマポイントカードデー価格で観賞
■動機
個人的にこの夏一番の期待作。神木&大後&Cocco。
■感想
過度な期待は禁物と言った弟の言葉がよぎる

■あらすじ
馬酔村に空港を建設する為に責任者として送り込まれた父親(三浦友和)と共に、亮介(神木隆之介)は馬酔村に転校してくる。建設反対派に属する悪ガキの公平(ささの友間)とは何かと馬が合わなかったが、とあるケンカで仲良しになる。
その日の帰り道、二人はUFOと交信する少女・ヒハル(大後寿々花)に出会う。




■コメント
「過度な期待は禁物だよ」
という弟の言葉が頭をよぎる。
言ってしまえば、その言葉通りもしくはそれ未満の出来栄え。
期待が高すぎたという事を大きく差し引いたとしても、残念な出来栄えになってしまっている。

地名も国籍も、日本のように見えるファンタスティカルな世界。
それについては特にどうということはない。ある程度すんなりと入り込むことは出来た。
ただ、昔話調で語られる物語であれば、徹底的に主人公トリオに視点を集中させるべきではなかったか。
群像劇や馬酔村のファンタジーにするなら、あの冒頭は完全に不要。
両方とろうとして両方取れていない、残念な結末。
また、大人たちの余計なエピソードを入れた弊害なのか、キャラクターとして確立していたのは公平だけで、他のメインキャラであるはずの亮介やヒハルは、物語上の端っこにいるだけになってしまっている。神木隆之介と大後寿々花など、何の為の主演クレジットだかわからない。

正直、大人たちの都合や抗争などこの物語の中ではどうでもいいことだと思う。メインに持ってくる意味はない。
そういう事実があって、大人の行動が子供たちにどういう影響を与えるかという所をしっかりと書けばいいだけの話。
サワコ(伊藤歩)のエピソードも結局のところ"遠くの空に消えてしまった"ものを書いただけの結末。
メインフレームに味付け部分を足していって、どんどんおかしくなってしまったような感がある。

全編を通しての程度の低い下品な描写も気になる。
どの年齢層をターゲットにしたものだろうか。
池に落ちた後の神木隆之介による女の子走りがいかにも都会っ子で面白かったが、他にもやりようはあるはず。

月の満ちる様子を紙芝居長にする意味も良くわからず、散々引っ張ったエリカは結局なんだったのかもわからず。
だた、ヒハルの家の前にあるコルゲンのカエルがいい味を出していたのは辛うじてわかった。


この映画はサンタクロースを信じるようなお話。
"いる"と強く信じる人でも、もしかしたら"いない"のではないかと疑ってしまう瞬間がある。
そんな時、自分のことを信じてくれる誰かがいることで、再び信じてみようと思い直すきっかけをもらえる、そんな優しい物語。
それは良くわかるのだが、それは取り組んだテーマに関する答えの出し方がうまかっただけに過ぎず、そこに至るまでの描写不足はどう見繕っても否定できない。
神木隆之介と大後寿々花という名優を使いながら、結果として全く使いこなせていなかった。残念。
スタッフロールに流れるCoccoの優しい歌が、ただ空しかった。


≪追記するコーナー≫
キャストが大人になり過ぎてしまった感が否めない。
撮影があと1年早ければ、と思う部分もいくつかある。
時間的な問題なのでどうしようもないところだが、こういうところも残念だ。

■対象
難しいなぁ・・・
■教訓
いい俳優を生かすも殺すも脚本と演出次第。

by unknown0083 | 2007-08-18 12:20 | 映画

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