【映画】EX MACHINA
2007年 10月 20日
■状況MOVIX伊勢崎にてサービスデー価格で観賞
■動機
感想内に記載
■感想
面白かった。色々とスッキリした
■あらすじ
大戦後の2138年、中立都市オリュンポスの特殊部隊所属の戦士デュナンとブリアレオスは固いきずなで結ばれた戦友であり、私生活では恋人同士でもあった。あるミッションでブリアレオスは戦闘中にデュナンをかばい重傷を負う。そんな折、デュナンの元に新しいパートナーが配属される。そのバイオロイドはブリアレオスと瓜二つだった。
■コメント
3Dライブオアニメに興味があり、その先駆けとなった「APPLESEED」を観て面白かったので続編も観賞決定。
※今回の手法は3Dライブオアニメではなく「HDアニメーション」と呼ぶらしい。
作るべき人がちゃんと作れば映画は面白くなるんだ。
っということが良くわかった。
前作と今作の間に随分と技術的な進歩があったと思われる。
人物について、前作はモーションキャプチャを使ったアニメ映像というイメージだったが、今回は完全に3DCGになっている。"フェイシャルキャプチャー"や"トーンシェイダー"を使って描かれたキャラクターたちはCG映像なのに表情がかなり豊か。一瞬CGであることを忘れる瞬間もあったほど。今まで無機質なイメージがついて回ったCGアニメーションだが、ここまで出来るなら考えを変えなくてはいけなさそうだ。
表情だけでなく、装備や服装の質感も随分と再現している。レザーはレザーの、金属は金属の質感と重量感がある。
そしてその表現は群集の表現に関しても手を抜いていない。
街ですれ違う人や、街頭コマーシャル内の一コマにしても、手を抜くことなく同じクオリティで描かれている。
こういう徹底したリアルな表現によって、キャラクター達が生きてる世界の構築に成功していると言える。
キャラクター達が表情をもったことで出来ることが増えたのか、物語は派手なアクションをメインにしつつも人間ドラマ的なエピソードも差し込まれる。
アクションについては、高所からのダイブアクションや、激しく暴れるランドメイトに取り付くなどの、実際の人間には不可能なアクションがいくつも入っている。が、これはきっとわざと入れてある。アニメなんだからこれで正解だと思う。※組み手のシーンはコンピュータゲーム"鉄拳"の様な雰囲気だったがあれはあれでアリだと思う。
人間ドラマの部分については、表現が豊かになったことを上手くつかい、ヒトミの誕生パーティで慣れない衣装に困惑するデュナンや、ブリアレオスとテレウスが同じ動作をして照れるなど、表情の見せ方で感情を表現する部分が多くあったのが印象的。もっともタレント声優に頼らず、本職の声優を使っているからこそこれが出来たのだと思う。※パーティの舞台から降りるときに、後姿しか見えないはずのデュナンが一体どんな顔しているのかなんとなく分かってニヤリとした。
なお、表現方法が変わったことで全てのキャラクターを1から書き直してると思われる。それにあわせてたものかどうか分からないが、声優も主演の小林愛を除いてほぼ一新されている。
前作からも数年経過している世界だが、どういうわけか若返っているキャラクターもいる。アテナは随分と若返った印象を受けた。また、書き直しや表現方法の変更なので全くの別人のようになっているキャラクターもいる。義経はクセが無くなり好青年に、ヒトミは小娘的なイメージからちょっと大人びた雰囲気にかわってしまった為に、一見誰だか分からない始末。
しかし、どのキャラクターも声を聴いた瞬間に「あ、あの人か」っと気付いたから不思議だ。
声優陣が一新されているにもかかわらず、だ。
ここまでもものが出来る為には、確かに技術の進歩もあるだろう。
しかし、当然ながらそれだけでは上手くはいかない。
新しい技術を使いこなす人間が必要だし、技術屋の暴走を食い止めどこで線を引くかのバランスをとる人間も必要。なんにしても人間の力が必要。
この映画は技術と内容が非常にいいバランスのところに立っていると思う。
技術の進歩にあわせた内容、それを生かした演出。
確かに銃撃や格闘などのアクションがメインのアニメではあるが、そういう細かいところがよくできた"チームワークの良さ"の様なものを感じた。
これだけ丁寧に作られているので、観ているだけでなんとなくワクワクしてしまう。というか、ワクワクしてしまう意味を一生懸命考えたら、こういうことなんだろうと気づいたと言うべきか。
CGには酔う体質なのだが、オールCGの映画であるのに全く酔うこともなかった。
やはり作るべき人がちゃんと作れば映画はちゃんと面白くなるんだ。
≪追記するコーナー≫
本編中に「ヒトミはいくつになったの?」とデュナンが問いかけ「バイオロイドに年齢を聞くものじゃないわ」とヒトミが返すシーンがある。
このシーンの最中に、
「いやヒトミの年齢よりアナタの年齢の方が気になりますから。」
っと、心の中で問いかけたことはとりあえず秘密にしておく。
※デュナン・ナッツ 2105年生まれ
≪さらに追記するコーナー≫
アニメ内のCMにて実在の企業の広告が出ていた。
新しいビジネスモデルかと推測。
■対象
3Dアニメまたは近未来SFアクションが好きな人、プレステ2以降系のゲームが好きな人。
■見所
非番のデュナンが大活躍のシーン。
by unknown0083 | 2007-10-20 09:40 | 映画


