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【映画】ディセンバー・ボーイズ  

【映画】ディセンバー・ボーイズ_d0057574_041348.jpg■状況
MOVIX伊勢崎にて映画の日価格で観賞
■動機
ダニエル・ラドクリフ観賞
■感想
青春映画っぽくない青春映画

■あらすじ
1960年代、カトリック教会の孤児院で育ったマップス(ダニエル・ラドクリフ)たち4人の少年は、ほかの子どもたちが養子として養父母に引き取られていくのを見る度に、不安にかられていた。そんなある夏、彼らは海辺で休暇を過ごすことを許可され、大喜びで出かけていく。




■コメント
孤児院の少年達がはじめて外に世界に触れ様々なことを経験し一回り大人になった季節の物語。
青春映画、の様な気がしなくもない。
同じ季節を過ごして大人になったミスティ回想として物語は始まる。

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戒律の厳しいカトリック系の孤児院と言う閉鎖空間で育った4人の少年達は、では非常に真面目な子供達かというと決してそんなことはなく、シスターの目を盗んではそれなりの悪さはしている子供達。
12月産まれという繋がりの4人の少年達。
最年長で兄貴分のマップス。
悪ガキのスパークとスピット。
芸術肌のミスティ。

滞在先の近所に住む夫婦が養子を求めていることを知り、変貌する3人の少年とそれを見守る主人公マップス。この変貌振りが見事でよかった。
お互いがお互いより"いい子"を演じようとする中で、アピールと嫉妬と潰しあいが繰り広げられる中、最年長のマップスは一歩引いた位置から彼らを見守る。彼にしても養子と言うのは非常に魅力的な立場なのだが、多少自分を殺してでも弟分の為に身を引こうとしつつ、それでもと言う思いが台詞の端々から世界への皮肉となって現れている。
この雰囲気がなんかいい。

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そんな彼に神様はロマンス与える。
お相手はマップスと恐らく同年代くらいの"セクシー"を通り越して"エロい"女なのだが、どうしてか嫌味がないのが印象的だった。
二人の掛け合いのシーンはなかなか見応えがあり、見ているほうもドキドキさせてもらった。

中盤まではそれほど物語に変動はなく、オーストラリアの大自然の中でのびのびと過ごす少年達の姿を捉えたシーンが多い。しかし映し出されるどのシーンも非常に印象深く、見ている我々の記憶に残るシーンであると共に、少年達の心の中にも残るシーンでもある。少年達が大人になり色々なことを忘れてしまっても、この景色と共にこの夏のことは忘れないでいるんだろうと思った。

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後半になると、子供達が理想の家族と思いこんだ夫婦が抱えた問題や、滞在先の夫婦の実情などが明らかにされる。
それでもこの映画の中では大人は確かに大人であり、子供はどこまでも子供であったことが好印象だった。それでこそ子供は確かな大人の背中をみて生きていくことができるというものだし、最後の決断も納得できるというものだ。


ラストシーンは、近年では日本でもっともポピュラーな邦画といわれるある映画と同一のコンセプトになっていたが、「おいおい同じかよ」と思いつつ、受ける印象は随分と違ったものだった。

≪追記するコーナー≫
R12指定だったが、どこで指定がかかったのか分からなかった。
それと海外では未成年の喫煙がOKなことに驚いた・・・って言うかこれが原因でR12指定?

≪苦言するコーナー≫
ハリー・ポッターシリーズの主役メンバーとして有名なダニエル・ラドクリフが主演している映画なのだが、全く話題にならないのは何故だろう。ダニエル・ラドクリフはハリー・ポッターだけやっていろということだろうか?それとも来日キャンペーンを張らない時は話題にする価値すらないということか。
どちらにしてもそれは悲しいことだ。

■対象
青春ものに興味のある人、ダニエル・ラドクリフに興味のある人
■見所
外国のエロい女はどうして下品にならないのだろう・・・とても不思議だしうらやましい

by unknown0083 | 2007-12-01 13:40 | 映画

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