【映画】スマイル 聖夜の奇跡
2007年 12月 21日
■状況イオンシネマ太田店にてレイトショウで観賞
■動機
監督のプロモーションを見て
■感想
思いのほか面白かった
■あらすじ
2007年のクリスマス、アジアリーグのアイスホッケー選手・猪谷昌也(立花裕大/坂口憲二)は故郷のスケート場で美しい女性(原田夏希)と出会う。彼女のスケートに篠原礼奈(岡本杏理)の姿を見た昌也は、弱小チーム「スマイラーズ」の一員だった20年前の小学生時代の事を思い出す。
■コメント
監督の精力的なプロモーション活動と、役者にホッケーをやらせるのではなくホッケー選手に演技をさせたキャスティング。
これで興味を持って観賞。
クリスマス映画に相応しい、後味のいい映画だった。
とはいうものの、予告編では何度か見ていたのである程度の知識はあった。
"アイスホッケーもの"
"サクセスストーリー"
"子役映画"
"実話の要素を含む"
"難病もの"
"レミオロメン" ※まて
これら全ての内容を盛り込んだ、非常に盛り沢山な内容だったが、結構うまくまとまっていた。というか、まとまっているように見えた。
配分はアイスホッケー5割、サクセスストーリー2割、難病もの1割、子役映画2割、と言った感じで、時間の半分近くはアイスホッケーシーンだと感じた。
このアイスホッケーというスポーツは、ルールがちょっと分かりづらい部分があるのだが、普通に見ていればある程度のことは把握できるように作られている為、初めてアイスホッケーを見る人でも問題なく楽しめるのが嬉しい。
また、ホッケー選手を役者に使ったことで、ホッケーシーンは大迫力。
パックを追う、パスが通る、選手が接触する、ただそれだけのことでなんだか興奮してしまった。

この映画は独自のテンションによって守られている。
このテンションに"のれる"か"のれない"かで、人によっては感想が変わってしまうかもしれないが、私は自然にのれてしまったので十分楽しむことが出来た。
ホッケーシーンのスピード感、会話のテンポの良さ、タップ、ノリのいいBGM、かくれんぼな小ネタ。のれていると、そのどれもこれも肯定的にみられる。
このテンションは監督独自のものだろう。
何とかして楽しませてやるぞというサービス精神を随所に感じることができたのが嬉しい。
テレビ局が絡む映画の宿命なのか、この映画もご多分にもれず"難病"を扱っているが、これを使って悲劇を見せようとしなかったのにも好感が持てた。
また、サブタイトルにもある"聖夜の奇跡"に絡め、観客を絶望に追い込まない配慮もいい。
"奇跡"の行方に非常に好感を持った。
20年の歳月を超えた"奇跡"も良かった。
ちょっともったいないと感じたのは、最後の試合を気合で何とかしてしまったこと。
素人監督・修平(森山未來)の元タップダンサーや児童心理学を専攻していたという設定を活かし、その奇抜なアイデアで次々と子供達の心を掴んで行き、チームがどんどん活気付いていく。
それを一緒に見ることでこちらもワクワクし、次はどんなアイデアで現状を打破してくれるのかと思っていたところだったので、ここは気合(戦意高揚)で持ち直す以外にもうひとつ、監督のアイデアが欲しかった。
※とはいえ"The Little Drummer Boy"(ラ・パパン・パン♪)の合唱には感動したので偉そうなことはいえない

その他、加藤ローサは相変わらずなんだなと再認識したり(台詞少ないのでいつもよりはいい)、岡本杏理は短い間によくぞ絵になるレベルまでスケートを覚えたと感心したり、サンダーバーズの監督が陣内孝則の演技やテンションを継承している風で(結構お寒いのだが)なんだか面白かったり、予告編でなんども見た警備員さんは実は寺島進でなにやらとってもいい人だった大サービスもあったり、教師役に玉木宏に似た俳優がいると思ったら本人だったりと、色々なしかけがあったりする。
が、個人的に"すごいな"と思ったのは昌也役の立花裕大。
坂口憲二とのキャストリレーに全く違和感がないのに心底びっくりした。
昌也の大人時代に坂口憲二を選択したのは、同じくアイスホッケーを扱ったフジテレビ系のドラマ「プライド」からのカメオ出演的なものだと思ったので、正直ここは似ていても似てなくてもどっちもいいところなのだが、なんとびっくりな結果に。
似ている役者を選んだわけではないと思うので、これはもうびっくりだった。
なので、本来は過去編の主人公である森山未来中心のあらすじになるところを、本編の主人公である立花裕大の名前が出るようにあらすじを編集して彼に敬意を表したつもり。
※別にひねくれてやっているのではないってことで・・・
≪追記するコーナー≫
タップダンサーのプロになる夢を諦めた修平(森山未來)は、恋人の静華(加藤ローサ)がいる北海道へ逃げるように帰るが、静華の父親に結婚の条件として少年アイスホッケーチーム“スマイラーズ”を勝利に導くことを言い渡されてしまう。まったくの素人の修平は、得意のタップダンスを活かした練習法でチームを鍛え直していく。
というのが本来のあらすじ。
■対象
スポーツ映画、ホッケー好きの人、プライドを見て感動した人など(見てないのに無責任だが)
■見所
スクリーンの向こう側
by unknown0083 | 2007-12-21 20:10 | 映画


