【映画】魍魎の匣  

d0057574_2352156.jpg■状況
シネマックス足利店にてレイトショウで観賞
■動機
篠原涼子ファンに連れられて
■感想
いや、面白かったんだが、なんだろう・・・

■あらすじ
戦後間もない東京で、美少女連続殺人事件が発生。引退した元女優・陽子(黒木瞳)の娘も姿を消し、探偵の榎木津(阿部寛)が行方を追うことになる。一方、作家の関口(椎名桔平)と記者の敦子(田中麗奈)は、不幸をハコに閉じ込める教団に遭遇。榎木津、関口、敦子らはそれぞれの謎を胸に、京極堂(堤真一)の元へ集まってくる。




■コメント
面白かったんだが、なんというか若干物足りないというか、そんな感じが残ってしまった。
「見た」という感想が正しいのかも。

前作「姑獲鳥の夏」を監督した実相寺昭雄が2006年に亡くなったため、今作では原田眞人が監督している。その為「姑獲鳥の夏」の様な得体の知れない雰囲気といったものが、今作では全くなくなっているのが大きな変更点。
しかしタイトルのどこにも「京極堂シリーズ」と銘打っているわけではないの別にシリーズものとして扱わなくても問題ないように思う。
どっちが好きかの問題。

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ミステリーのようでそうでない、妖怪小説といってもほんとの妖怪は出てこない、というのは知っていたので、お話を観にいった感じになった。
数多い登場人物のそれぞれの正しい相関図がつなげられた時に物語の真相が浮かび上がるという感じの構成。
軽く群像劇風味にしてあるのもきっと狙い通りの処置かもしれない。

序盤からザッピングを使用した演出が多く見られたので、最後までそういう感じで進むのかと思いワクワクしていたのだが、メインキャスト紹介の為の特別処置だったのが残念。
しかもちょっと絡む程度のものだったのももったいない。
この手法は非常に好きなので、最後までこれで通してもらいたかった。
その結果、物語が分かりづらくなっても、そっちの方が好み。

昭和を再現したような小道具がよかった。
戦後少したった東京の風景や町並み、木造の架橋、蓄音器。
これ見よがしに縦横無尽に走り回る車がなかなかニクイ。しかもカッコイイ外車。
CGだとこうは行かない疑惑。

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いわゆる「京極堂シリーズ」のメインキャストは全員うまくて文句つける所はなし。
しかも豪華キャスト。
メインキャストが揃って会話しているだけでもなんかおかしい。もしかしたらおかしくてはいけないのかも知れないが。
柚木加菜子役の寺島咲の舞台調の芝居がかった台詞回しが若干気になったが、加菜子は"ボクっ娘"のようだしそういう台詞回しのキャラなんだろうと納得。大沢みきおがどこに出ていたのか気になったが、弁護士だった。
※宮藤官九郎の気持ち悪さがかなりはまっていた

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物語は結構スピーディに展開。
特に京極堂登場後からどんどんスピードが上がる。
物語が進むに連れてキャラクターの絡みも明らかになっていくが、どうにも加奈子と頼子(谷村美月)の関係が薄いような気がした。
メインキャストの登場をもう少し遅らせて、加奈子と頼子との関係をもう少し掘り下げれば、もっと物語に説得力が出たと思う。
様々なキャラクターが登場している意味を持っているのに対し、頼子はあまり重要ではないなと感じてしまうのが少し寂しかった。

"憑物が取れる"とはよく言ったもので、柚木陽子の晴れ晴れとした顔を見たら"憑物"のことが心底かわいそうになった。
また"憑物"の辿る結末に背筋が寒くなった。

≪一言コーナー≫
堤真一、椎名桔平、阿部寛、田中麗奈のメインキャスト陣は生き生きしていた。
宮藤官九郎はちょい役だと思ったら結構本編に絡んできて驚いた。
荒川良々がアクのない演技をしていたのに驚いた。
清水美砂と篠原涼子は、出ているだけなのに妙な存在感があった。
谷村美月にいつの間にか"友達のいない子"っというイメージがつかないか心配。
寺島咲が研究所に行ってからはずっと宇多田ヒカルに見えたのはヒミツ。

■対象
うむ・・・どんな人が対象なのか・・・
■見所
あんな姿にされても頑張る谷村美月にちょっと感動
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by unknown0083 | 2007-12-23 20:20 | 映画

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