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【DVD】リンダ リンダ リンダ  

【DVD】リンダ リンダ リンダ_d0057574_20505471.jpg■状況
ライブラリより拝借
■動機
自分がブルーハーツのコピーをしているため
■感想
結構好きなタイプの音楽映画

■あらすじ
文化祭を控えたある日、軽音楽部の5人組バンドのギタリスト・萌(湯川潮音)が骨折してしまう。それを機にヴォーカル・凛子(三村恭代)がバンドを離れバンドは空中分解。残されたドラムスの響子(前田亜季)、ベースの望(関根史織)、キーボードの恵(香椎由宇)は、それでもステージに立つことを諦めなかった。そんなとき、彼女たちはたまたま目の前を通った韓国人留学生・ソン(ペ・ドゥナ)に声をかける。

※香椎由宇さん、結婚(婚約?)おめでとうございます。




■コメント
文化祭直前あたりからの高校生バンドを追った青春映画。
全員アフレコなしで演奏しているのが売りのひとつ。
※知っている高校が撮影の舞台になっているというのが個人的な魅力のひとつ。

この映画、めちゃめちゃテンションが低い。
出演者総じてテンションの低いキャラばかり。
ブルーハーツのおそらくは一番有名な曲の名前をタイトルに持ってきておきながら、熱さもテンションもどこかに置き忘れてきたような、そんな雰囲気に包まれている。
しかし、テンションの低さがかえってこの映画の良さでもあるような気がする。
そもそも高校生の日常に、劇的な何かが起こることなどそうそうない。なので、等身大の高校生達を描こうとするならこれは正しい選択の様な気がする。

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若干導入部分の描写が少なかったりする。
なので物語とキャストが若干わかりづらいのが難点。
背の高い女(三村恭代)と気の弱そうな女(湯川潮音)が、元ボーカルと元ギターだと気づくまでに結構時間がかかった。
まあ、あらすじもキャストも見ずに鑑賞を始めたのが悪いので、そこはこちらの責任。

雰囲気は文化祭ライブまでのバンドの日常を描いたような雰囲気。
ちょっとだけドキドキ、ちょっとだけワクワク。ほんの少しの不安と目一杯の期待。
全体的にだる~いテンションのなか、そんなものをのせた日々が描かれていた。
後半に起こるちょっとしたアクシデントは、もう少し違ったアクシデントのほうがよかったかも知れない。
まぁそのだらけ具合がこの映画の特色なのかもしれないが。

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最後のバンド演奏は、アマチュアレベルとしてはちゃんと聞けるレベルになっていて非常に感心した。
どんなバンドでもキーになるのはリズム隊(ドラムとベース)だ。
リズム隊がしっかりしていれば、フロント陣がちょっとこけたところでバンドとしては問題ない。
※ペ・ドゥナや香椎由宇がダメだといっていない。念のため。
そのリズム隊のベーシストに売れてはいないがプロで活躍するバンド"Base Ball Bear"のベーシスト・関根史織を配役するあたりがニクい。監督はもしかしたら若い頃にバンド活動をしていたのだろうか。主婦的なキャラ付けもうまい。彼女を見ているだけでも楽しめる。
もちろん前田亜季のドラムもそれほど悪くはない。
キーボードからの転向というアクシデントが香椎由宇の拙いギター演奏に説得力を持たせているのも上手い配慮。また、同時にこのうまくなさ加減に好感する人も多いだろうと感じた。

そもそも、高校生の文化祭で"上手さ"はあんまり重要じゃない。
もつべきなのは"熱さ"や"楽しさ"の様なものであって、"上手さ"はその次あたりでいい。
彼女達を始めとし、この映画でステージに立つ人たちは誰もが楽しそうだ。
演奏や歌を楽しんでいるように見える。
それがなかなか心地よかった。
当たり前の事のように思えて、実際これはなかなかに難しい。

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恐らくは"簡単だから"という理由で選ばれたであろうブルーハーツ。
邦楽を聞いていてバンドをやろうという人間は、たいがい通る道ではある。
そんな彼らのもつ数多い名曲の中から、一体どの曲を選択するか?
それがバンドのセンスと受け取られる。
彼女達が選んだのは「僕の右手」「終わらない歌」「リンダリンダ」の3曲。
この中で「僕の右手」にはちょっと感心した。こういうポイントが重要だったりする。
また、年頃の男子生徒ならいかに"熱く"いかに"叫ぶ"かが基準となるブルーハーツを、いかにも女の子らしい解釈で"力強く""ありのまま"に演奏していたのがこの映画の雰囲気にマッチしていてよかった。

この映画は長く、バンドを目指す高校生達のバイブルとなるかも知れない。
大げさかもしれないし、根拠はどこにもないのだが、なんとなくそんな気がする。

≪追記するコーナー≫
山崎優子の歌う「すばらしい日々」も絶品。オリジナルとは全く違うアプローチで歌われているが、改めて聴いてもスゴイ歌だと感じた。
なお、松山ケンイチと小出恵介がコッソリ出演していたのも驚いた。

■対象
青春映画か音楽映画が好きな人、もしくはブルーハーツのファンの人やその他
■見所
カラオケで切れるペ・ドゥナ、段々上手くなる香椎由宇、まるで主婦の様な関根史織。部室のポスターはなかなかセンスがよくて驚いた。

by unknown0083 | 2007-12-27 21:25 | 映画

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