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【映画】ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ  

【映画】ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ_d0057574_2104624.jpg■動機
「な行」強化月間&復活(?)の市原隼人
■感想
バカ映画なのか真面目映画なのか・・・
■満足度
★★★☆☆☆☆ あんまり

■あらすじ
目的もなく平凡な日々を送る高校生の陽介(市原隼人)は、謎めいた制服の美少女、絵理(関めぐみ)と出会う。彼女はチェーンソーを振り回す不死身の大男と毎晩戦っているが、その理由は分からない。つまらない日々を埋めるように、陽介も“チェーンソー男”との戦いに没頭していくうちに、絵理との距離が近づいていく。




■コメント
色々と中途半端にするくらいなら徹底したおバカ映画にしちゃえば良かったのに。
というのが率直な感想。
多分そのほうが、キャスト全員の持ち味を出せたような気がする。
関めぐみがどれだけおバカをやれるかどうかは分からないが、以前にそういうコメディにも出ているらしいし何とかなるだろう。

原作はライトノベルらしい。
本屋で表紙を見たことがあるが、ハードなタイトルからはまったく内容の想像できないほどの可愛らしい表紙が印象的だった。
原作の内容はどういった感じなのかは分からないが、映画の方は"アクション"、"コメディ"、"青春"など色々なジャンルの要素が入っていた。
が、そのどの要素もちょっと中途半端で消化不良気味。

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この手の「後ろ向きな根性なし」をやらせると市原隼人は驚くほどはまる。
また、恐らくは"ウザイキャラ"として配置され確かにそういう演技をしている浅利洋介より、普通に演技しているはずの市原隼人の方が相当にウザイキャラになっているのは、ある意味彼の才能だろう。
こういう役は他の誰にもマネできないだろうという確固たるポジションを築きつつあると思う。
本人的には甚だ不本意かもしれないが。

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夜な夜なチェーンソー男と死闘を繰り広げる関めぐみに対して何故か、個人的にあまり好きではない女優・柴崎コウの面影を見た。
別に関めぐみに対していやな印象を持ったとかそういうことではなく、柴崎コウのポジションを狙える女優なのかもしれないと感心したという感じ。
今のところ同じ事務所にいるようだし、もしかしたら事務所的にもそのつもりなのかもしれない。歌など歌わずにがんばって欲しいと思った。

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この映画、"美少女戦士"、"チェーンソー男"、"超常の力"、"死への憧憬"など、現実の世界を舞台とした映画には不似合いな"漫画的要素"を大量に扱っている割には、世界設定が甘すぎる。というかやってないというのが正しい。
そのくせ、登場人物たちはこの不自然な世界を普通に受け入れてしまう。
最初は「警察に連絡しないと!」と言っていた主人公も次の瞬間には受け入れてしまうし、美少女戦士も「私しか倒せないって思ったの」と言って、あの得体の知れないチェーンソー男の存在をあっさりと受け入れてしまう。
「このチェーンソー男は何物だろう?」
「これはもしかして現実にそったファンタジーなのか?」
などと、この世界を疑った瞬間に、観客は完全に置き去りにされてしまう。
そういう世界感なんだからしょうがないというのであれば、そういう風変わりな世界感を肯定させる為の設定をちゃんとやっておくべきだろう。
おバカな映画なのか、真面目な映画なのか、それさえ掴みづらいのではどうしようもない。

青春シーンは何もかも中途半端で、真面目なのかコメディなのかも良くわからず、どういうテンションで楽しんだいいのかが分かりづらかった。
三浦春馬がキレて暴れるシーンで"thee michelle gun elephant"の"太陽をつかんでしまった"が流れたのにちょっと感動したくらいか。
そもそも市原隼人の役がグダグダすぎて楽しむも何もなかった。

アクションシーンはちょっとだけ面白かった。
キャストの顔が見えないアングルでの乱舞シーンが良かった。
毎回変わるチェーンソー男の登場の仕方も面白かったし、ある程度は体を張っている関めぐみにも好感を持った。
が、ここも如何せん中途半端な部分がチラホラ見える。
毎回関めぐみが持ってくる武器が異なりニヤリとはさせられるものの、じゃあ何のためにその武器を持ってきたのかがさっぱり分からず、見せるだけのオチというのが残念だった。せめて、アイアンだったら地面に刺さったくないを打つとか、モップだったら水を巻き上げ目くらましに使うとか、ちょっと考えれば出そうなアイデアすら出さないのにはホントガッカリ。
そもそもくないしか敵に当たってないのだから手持ち武器殆ど意味なし。
※というか、チェーンソー相手につば競り合いができるか!

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とまあ中途半端な映画だがちょっとだけ共感できた部分がある。
それはチェーンソー男が登場する場所が、全て彼女の思い出の場所だったからだ。
世界が暗転した瞬間、思い出の場所も悲しい記憶を浮かび上がらせる場所に成り果てる。
そこだけは妙にリアルだった。

こういう設定をそのまま使うなら実写ではなくてアニメが最適だろう。
誰もが知っているような原作でもあるまいし、そのまま実写なんて無理がありすぎる。
だったら徹底的におバカ映画に特化するべきだったんじゃないか、などと考えていたら、ふと、この映画で一番面白かったのはその"おバカ路線"ど真ん中な演出のオープニングシーンだったという事を思い出した。

≪追記するコーナー≫
茨城(もしくは千葉)の太平洋沿いから、彼らは自転車で様々なところに移動する。
だが、富士急ハイランドはちょっと行きすぎだろう。
まあ、そこだけは分かったという話なんだが・・・

≪蛇足するコーナー≫
チケットを買うときに売り娘さんが、
「ネガティブですね?」
と聞いてきたので、その時はそう略すのかっと思っていたのだが、発券後の復唱で、
「17時からのネガッティブッパッピー・チエンソー・・・・・・・エッジ」
っと噛みまくりで一生懸命言っていたのが妙に微笑ましかった。
確かに長いし言いづらいよなぁ、このタイトル。

■状況
MOVIX伊勢崎にてサービスデー価格で観賞
■対象
原作を知っている人の意見を聞いてみたい
■見所
板尾創路の語る現代の若者像と市原隼人(役柄)のベストマッチぶり

by unknown0083 | 2008-01-20 17:00 | 映画

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