【映画】MONGOL
2008年 04月 20日
■動機話題性?
■感想
これはこれで面白かった
■満足度
★★★★★☆☆ なかなか
■あらすじ
モンゴル遊牧民族の長イェスゲイの長男として生まれたテムジン(浅野忠信)は、妻ボルテとの出会いやライバルであり戦友のジャムハとの友情を通し、王と呼ばれるにふさわしい一人前の男に成長する。父の死後部族の長となったテムジンは、モンゴルを統一すべく、部族間の激しい戦いに身を投じていく。
■コメント
いくつか見たい映画があったのだが、
どれもほぼ同じ時間からスタートするという、
なんとも意地の悪い設定だったため、
今週末で終了予定かつ平日鑑賞が不可能な設定だった、
「MONGOL」をチョイスした。
正直、誰かの人生をのぞき見たいような、
そんな気分ではなかったのだが、
そういう映画じゃないということが開始数分で解り、
知らずに惹き込まれていた。

この映画は、モンゴルの英雄「チンギス・ハーン」の、
幼少期からチンギス・ハーンと呼ばれるようになるまでを描いた、
壮大な歴史大河ドラマである、
と、思っていたら大分違うアプローチに驚いた。
その謎に満ちた半生と、
今までのモンゴル人との差異、
部族統一を決意するまでの道のりなど、
そう言った部分にスポットを当て、
12世紀のモンゴルの風習や慣わしなどを伝えていくような、
物語や小説や大河ドラマという感じとは違う、
伝記や伝説の一章のような感じのする映画だった。
ひとつ面白いなと思ったことは、
おそらく外国人でも知っていると思われる
「チンギス・ハーン」という人物のその幼少期のエピソードには
あまり統一感が見られないんだなっということで、
「もしかしたら本当の事はは誰も知らないんじゃないか?」
と思わせるような仕掛けが映画内に散りばめられていたところが
非常に印象的だった。
この映画の中のチンギス・ハーン像は、
尾張三傑(織田信長・豊臣秀吉・徳川家康)の逸話と
非常に似たような部分がいくつかあり、
「歴史好きな日本人にも受そうだな」などと思ってみたりした。

主演を務めた浅野忠信は、
かつて五条霊戦記という映画で源義経(遮那王)役をやっており、
場合によってはそれを買われての主演かもしれないなと、
そんな邪推をしてしまうのは、
やはり源義経が日本人の夢だからだろう。
とはいえ、そんなことはさておき、
その研ぎ澄まされたとんでもない威圧感というか存在感というか、
そんな感じのものを画面から感じ取れ、
なんと言うか、圧倒された感じ。
全編モンゴル語の映画なので、
それがうまいのか、
はたまたそうじゃないのか、
そんなことは全然分からなかったのだが、
「この人は凄い。」
っということはよくわかった。

多少ファンタスティカルにしてあるので、
恐らく史実どおりじゃないところも多数あると思うが、
ちょっと違ったアプローチで、
モンゴルの英雄「チンギス・ハーン」の、
新しい伝説を作った映画なんだなっと思った。
だから多少乱暴な部分は目に付くが、
内容についてはあんまりあれこれ言わないことにする。
※伝説に矛盾はつきものだ
モンゴルという国のその時代の風土や慣習などを親切に描いている割に、
ちゃんと知っていないとおそらくは細部までは理解するに至らないだろうという、
親切な中にもそういう軽く突き放した風な部分を感じさせるその作りに、
ちょっとだけ好感をもった。
≪追記するコーナー≫
やっぱりチンギス・ハーンの正体は誰にも分からないんだなっと、
そんな風に思ってしまうのはやはり日本人だからなんだろうが、
なんとなくというか、ちょっとだけではあるが、
そういう夢を日本人以外の人が作った映画で感じられることは、
なんだかちょっと嬉しかったりする。
■状況
イオンシネマ太田店にて会員特別価格で観賞
■対象
義経生存説を信じる方、または歴史好きな人は意外と楽しめる予感
■見所
動物を呼ぶ声(名前思い出せず・・・)を使った音楽がとてもよかった。
by unknown0083 | 2008-04-20 18:20 | 映画


