【映画】20世紀少年 第1章
2008年 08月 31日
ラストがみたいだけ。
■感想
ラストがみたいだけ。
■満足度
------- おいとき
■あらすじ
翌年に大阪万博開催を控え、人類が初めて月に降り立った1969年の夏、小学生のケンヂは、同級生の仲間たちと空き地の原っぱに秘密基地を作った。そんな彼らの秘密の遊びの一つである“よげんの書”には、悪の組織、世界征服、人類滅亡計画、それを阻止する正義の味方など空想の数々が描かれ、彼らをワクワクさせるのだった。
■コメント
感想と言ってもどこから手をつけて言いか全く分からないのが現状。
原作殆どそのままの内容なので、面白くもつまらなくもない。
この映画、もともと竜頭蛇尾な原作をそのまま実写化しようという企画の段階から、原作読者の興味はエンディングにしかないわけで、そのエンディングのない第一部の状態でアレコレ語るのは何かが大きく違っている・・・ようにも思う。
ただこの段階でハッキリいえること。
それは、実写化してスケールダウンしている事は事実、という事かな?
原作のイメージにあわせたキャスティングはなかなか面白いんだが、それだけじゃあ・・・ね。
あと一番納得がいかなかったのはエンディングで「20th century boy」も「ボブレノン」も演奏途中で切りやがった事。全くもってバカなんじゃないかと本気で思った。
ついでに言うと冬の設定なのにあんまり寒そうに見えなかったのがアレな感じ。
という訳で他に内容について書くことないのでキャスティングについてアレコレ。
イメージと横にある採点はイメージと合っているかどうか。
▼ケンジ 唐沢寿明(50点)/子役(30点)/設定(80点)
本編のキーパーソンで第1部の主人公。
都合の悪い事はすぐに忘れる性格。
なんでコイツは昔の事を全然覚えてないんだろうという事が、終盤の終盤になるまで全くわからないので、この段階では色々と苛立つ部分はしょーがないが、ちゃんとこの段階で伏線を用意できたことは、完結作品の映画化ならではかも。
そこの部分だけは評価。
ウサギちゃんは絶妙。あとは微妙。
▼オッチョ 豊川悦司(90点)/子役(30点)
全編を通してのキーパーソンにして第2の主人公。
頭脳派で武道派。
ここは今のところ完璧ろいってもいいんじゃないだろうか?
正直まさかこんなにはまるとは思わなかった。
「MONSTER」のDr.天馬もやってのけそうな勢いだ。
しかし子役はいまいち。そこが残念。
▼ユキジ 常盤貴子(60点)/子役(60点)
本編中盤以降のキーパーソン。
この段階ではまだ武道派。
第一部の一番の懸念事項であったユキジだが思ってたよりは合っていた。しかしこれも子役のチャーミングさがあってのこと。常盤貴子一人でやってのけたポイントではない。
他のメンバーはその後も同一キャストで出来そうだが、「ユキジおばちゃん」になった以降もそのままで行くつもりなのか、一応そこが要チェックな感じ。
常盤壮の常盤貴子との絡みもちょっと期待。
なんにせよこのキャラはこれからこれから・・・
▼ヨシツネ 香川照之(50点)/子役(80点)
本編中盤以降のキーパーソン。
いい役者を持っては来たが、あまり似ているとは思えず、新たなキャラクター設定が必要になるかもしれない人物。キーパーソンじゃなきゃほっといてもいいんだが、物語終盤の重要人物だけに、どう舵取りするかが重要になりそう。
でも子役は似てて過ぎ。一目で誰か分かった。
勤めているメーカーは「ORIKOH」。ここは笑った。
▼マルオ 石塚英彦(90点)/子役(--点)
この段階では文句なしのそっくり度。
本編中盤以降に再び登場する際に風貌がガラリと変わってきたが、そこを映画版ではどう再現するのか今から楽しみ。
子役については印象になし。
▼モンちゃん 宇梶剛士(70点)/子役(--点)
他に似合う俳優がいくらでもいそうなところなのに何故?というキャスティングではあったが、そんなに悪くは無かったのでまあいっか的なところはある。
そんなに重要な役柄でもないし。
子役については印象になし。
▼ケロヨン 宮迫博之(60点)/子役(--点)
うわ、ケロヨンだ!
と、気づくくらいには似ていたのが驚き。
子役については印象になし。
▼フクベエ 佐々木蔵之介(80点)/子役(--点)
全編を通してのキーパーソンにして第3の主人公。
これはね・・・似ててすぎ。
浦沢直樹の動の主人公が豊川悦司なら、静の主人公は佐々木蔵之介でいけそう。
「MASTER キートン」とか実写化したらおもしろいんじゃないか?
そんな好印象だった。
二部以降で活躍するであろう子役のがんばりに期待したい。
▼ドンキー 生瀬勝久(--点)/子役(60点)
生瀬、台詞なし・・・。似ているっちゃ似ているし、違う人でもよかったような気もする。
子役についてはなかなかよかったが、もう少し背の低い子役ならなおよかった。
▼ヤン坊・マー坊 佐野史郎(50点)/子役(100点)
いや、よくいたね~、この子役。
まんま、ほんとそのまんま。最強。凄い。
お見事!
▼万丈目胤舟 石橋蓮司(95点)
全編を通してのキーパーソン。
すげっ!
とりあえず今の段階の万丈目にはそれしか思いつかない。
すげっ!
▼キリコ 黒木瞳(20点)
本編終盤のキーパーソン。
全く似てないしイメージも違うし、この先どんどん重要度が高まるのにいったいこのキャストでどうするつもりなのかとホトホト心配になってくる。
黒木瞳がダメなんじゃない。
黒木瞳をキャストした人がダメ。
▼その他のキャスト
・田村マサオ(ARATA)
うーん・・・他のキャストで森山未來を使っているならそっちの方が適任では?
・ドンキーの妻(洞口依子)
うーん・・・こっちこそキリコの様な気がするが・・・?
・エリカちゃん(池脇千鶴)
もったいねー!!こんな捨てキャラにつかっちゃうとは!
・もてもて君(藤井フミヤ)
この人が出ていることにとても驚いた。
・愛・ロック・友
ありとあらゆる意味で笑わせてもらった。
まあ、大体言いたいことは書いたかな?
この映画、敷島教授の家の屋根に、真新しいピンクのシャトルが乗ってた時点で、ちゃんとしたものを作る気はないことがわかったので、それなりの楽しみ方をしてきた。
≪追記するコーナー≫
カンナ役の平愛梨については本編終了後の予告編での登場なのであれこれいわない。
ただ、動いている映像を見る限り思ったより似合っていた。
これはとっても意外だった。
そういう意味では第二章がちょっと楽しみ。
■状況
イオンシネマ太田店にてレイトショウ価格で観賞
■対象
いまのところ思いつかず
■見所
マーク・ボランは29歳まで生きたところ。
▼関連項目
>>【映画】20世紀少年 第1章 【裏】≪ネタバレなし≫
by unknown0083 | 2008-08-31 20:20 | 映画