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【映画】私は貝になりたい  

【映画】私は貝になりたい_d0057574_22132044.jpg▼動機
ジャニーズリメイクプロジェクト2008最終章
▼感想
Mr.Childrenの主題歌さえなきゃいい映画だったのに
▼満足度
★★★★☆☆☆ それなり

▼あらすじ
本土防衛のために従軍していた清水豊松(中居正広)は、終戦を迎え家族の元へと帰ってきた。平凡でも幸せな家族との日々を営もうとしていた矢先、アメリカ兵捕虜処刑の疑惑でB・C級戦犯として逮捕されてしまう。そしてその裁判で下されたのは死刑の宣告だった。




▼コメント
松本潤による「ラストプリンセス」、草彅剛による「山のあなた」に続く2008年ジャニーズリメイクプロジェクト(なんて物が本当にあるかどうかは知らないが)の三本目。

主演・中居正広による精力的なプロモーション活動により、おそらくは今年の映画の中で一番多くの人がそのタイトルを耳にしたであろうこの映画「私は貝になりたい」

役柄に合わせ坊主頭になったあと、しばらくそのままの状態でお茶の間に登場して映画の撮影中であることを暗にアピールし、クランクアップ後はもう伸びてしまった髪の毛を隠すかのように帽子を被ってお茶の間に登場(ビストロスマップ等、ユニフォームの都合で帽子が被れない時を除く)することでさりげなくこの映画のPRを行い、本格的にプロモーションがスタートしてからはレギュラー出演する全ての番組において積極的にPR活動を行いつつ、各局のバラエティ番組にも積極的に出演してプロモーションを行うという徹底振り。

その徹底振りに、一度映画という世界で地獄を見せられた男の意地と、再起に賭ける情熱を感じた。

原作が作られたのは今から50年も前の1958年。
以降、様々な形で語り継がれて来ていることからもわかる様に、物語は何もいう事は無いくらい素晴らしい物で、戦争自体の恐ろしさというよりは、戦時という異常事態の恐ろしさを描いた映画だと感じ、またそんな時代に生まれてしまった心優しき青年がたどる悲劇的な末路を描くことで、二度とその時代に戻らせてはいけない、その為には一体どうすればいいのかという事を静かに問うような映画だったと思った。
※原作は見ておらず、94年の所ジョージ版のみ視聴

ただし、素晴らしい映画がそのまま素晴らしいままで終われない事が多いのが今年の映画の宿命か。
日本人であれば一度は見ておいたほうがいい作品としてブログに感想書けそうだなっと確信した瞬間、その確信はやっぱりだめだという気持ちに切り替わった。

エンドロール後半で流れるMr.Childrenによる主題歌がひど過ぎる。
この映画の主題を全く理解していない主題歌。
「口笛を風が運んで」だの「奇跡を信じたい」だの「きっとまた会いに来てくれる」だの、よっぽど頭の中身がアレな人じゃないとこの映画に対しては書けない歌詞がづらりと。
折角の静かな余韻が、一気に興ざめ。

こんな曲流すくらいなら、そのままテーマ曲を流し続けるか、よさこい音頭をながしてくれたほうがどれほどいいことか。
これが無ければいい感じで映画館を出られたものを、最後の最後でがっかりさせられた。
もうホントなんで流しちゃったんだろうな、こんな歌。
※満足度は30%減くらいにした。


≪一言するコーナー≫
中居正広は思ってた以上に役に入り込んでおり言いたい文句は殆ど無い。
胡散臭い俳優なのに今回は胡散臭くなかった西村雅彦、
グズな兵隊役がはまりすぎていた荒川良々、
なんだか軍人役で見ることが多い気がする六平直政、
悪人役でしか見たことの無い伊武雅刀、
友情出演の割に一番良い役なんじゃないかと思われる草彅剛、
仏教なのかキリスト教なのかわからなかった上川隆也、
いい人なんだかだめな人なんだが良くわからなかったが最期にいい事をしたと思われる石坂浩二あたりが印象に残った。
他に私が苦手とする女優・仲間由紀恵も出ていたが(というかメインキャストだが)今作では嫌味な部分があまり見られず、なんというか初めて普通の女優さんに見えたのが収穫。ただ、南に向かったはずなのに雪まみれなのはなぜなんだろうか?死の灰か何かか?
※しかし泉ピン子は不要だと思う。


≪蛇足するコーナー≫
戦争にもある程度のルールがあり、軍事施設以外への攻撃や、民間人を巻き添えにするような戦闘などは、条約(?)によって禁止されているという事を、先だってのアルカイダ戦争の時にはじめて知った。
というのは、我々の世代の戦争といえば、教科書の中の「太平洋戦争」と「ベトナム戦争」くらいのもので(それより以前の戦争は「歴史」になりすぎて実感が無い現状)、その戦争でのキーワードが「東京大空襲」「原爆投下」「枯葉剤」という直接民間人を攻撃を行うような代物だったからである。
これはルールからすれば明らかにおかしいんだ。
この映画では劇中、石坂浩二扮する矢野中将がこの件に関して講義を行う。
そこで初めて我々が受けてきた教育がおかしいという事に気付く人もいるかもしれない。
なぜ、学校ではこれを教えないのだろう?
こういう事に口を出せないのは日本がアメリカに負けたからなのだろうか?
それともそういう知識を入れさせないような力がどこかに働いているのだろうか?
戦後の時代を乗り越え、技術も経済も発展し、先進国としての地位を得た日本ではあるが、まだまだこの国の「戦後」は終わっておらず、60年以上経った今もなお続いていると、そう思わなくも無い。


▼状況
movix伊勢崎にてサービスデー価格で鑑賞
▼観客
9名

▼対象
この映画がTBSの製作ってのはなんだかな・・・皮肉だな
▼見所
嫌な時代に生まれて、嫌なことをしたものです。

by unknown0083 | 2008-12-18 18:10 | 映画

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