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【DVD】バトル・ロワイアル【特別篇】  

【DVD】バトル・ロワイアル【特別篇】_d0057574_2191438.jpg▼状況
弟のライブラリより
▼動機
バトルロワイアルIIの物語を忘れたため
▼感想
いま考えると結構な有名人が出てたのね
▼満足度
★★★★★☆☆ なかなか

▼あらすじ
大不況に見舞われ、失業者が全国にあふれる一方、学校では不登校生徒が増大、少年犯罪も多発、少年に対する大人たちの怒りが爆発、こうした国民世論を背景に強力な生存能力を備えた青年の養成と、強い大人の復権を目的とした“新世紀教育改革法”通称BR法が公布された。それは全国の中学3年生の中から無作為に選ばれた1クラスを、最後の1人になるまで殺し合わせるというあまりにも過酷で理不尽なものだった。




▼コメント
随分昔に一度見た時は
「お~、派手にやるね~」
くらいの感想しかなかったのだが、なんとなく今の見方でもう一度見たらどんな感想になるんだろうかという興味と、続編のシナリオをキレイサッパリ忘れてしまっていたのでその再確認と、そういう意味合いも込めてもう一度見てみることにした。

もしかすると、この殺し合い自体にきっとテーマらしきものはないんじゃないだろうか?
小説「バトル・ロワイアル」は未読で、漫画「バトル・ロワイアル」は既読という状態で言えることは、多分この映画のようなストーリーだったら、小説自体がそれほど有名になることはなかっただろうと思う。
逆に言えばそれなりに有名な小説ということなので、もっと違った何かのはず。

【DVD】バトル・ロワイアル【特別篇】_d0057574_21112150.jpg加えて映画「バトル・ロワイアルII」の時のインタビューで、深作欣二監督は
「また、子供たちと遊びたくなった」
と語っているのを見たことがある。
なので、深作欣二監督がこの作品を通して若い俳優たちと共に仕事をすることで、彼らに何かを残したかったんじゃないだろうか?
という風に私は思っている。

だから色々と得るものがあったのはきっと我々観客じゃなくて俳優陣なんじゃないだろうか?
そのスピリット、その情熱、その意気込み。
そして完成したときの感動。
そういうものをきちんと継承していくこと、
それがきっとこの映画の存在意義でもあるように思える。

そういう目で見てみると、現段階で結構有名になっている役者が大勢いる。

出演段階ですでにある程度の知名度を持っていた生徒役は
山本太郎
安藤政信
藤原竜也
佐野泰臣
前田亜季

この映画出演を機に知名度を上げたように思う生徒役は
高岡蒼甫
塚本高史
柴咲コウ
栗山千明

今見てみれば錚々たるメンバー。
「もう一度」といっても絶対にそろわないと思う。
つまり「ちゃんと育てた」もしくは「ちゃんと育った」という事だろう。
※個人的には三村恭代と永田杏奈が出演していたのが掘り出し

これだけのメンバーが殺しあうんだから、それはもうそれだけでもおもしろ・・・いや白熱するのは間違いない。そしてそれを間違う事く上手に料理したような感じがする。

アクション部分に手抜きは無いように思う。
灯台で行われた「内海グループの崩壊」などはとても素人同然の役者が演じたようには見えなかったくらいの迫力だった。
その他、序盤の「相馬光子vs清水比呂乃」と「千草貴子vs新井田和志」あたりが白熱の戦闘だった。※というか、女子しかアクションしてなくないか?

【DVD】バトル・ロワイアル【特別篇】_d0057574_21144674.jpg基本的にあまり思想の無いアクション映画なのだが、
あえて何かテーマを見つけるとするならば、
「子供が大人を、 大人が子供を、
 互いに信じられなくなった社会への警鐘」
のようなものは感じることができたように思う。
※そういうテーマであるにも関わらず、このキャストチームはスタッフに全幅の信頼を預けていたように思えたのは皮肉か?

▼対象
R15指定っていらないような気がする
▼見所
この映画から羽ばたいて行った俳優達を見守ることこそが見所?

by unknown0083 | 2009-05-08 21:08 | 映画

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